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ダニエル・ドレズナー, 谷口功一, 山田高敬 / 白水社 (24件のレビュー)
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総合評価:
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moto
このレビューはネタバレを含みます
国際関係理論の入門として最適な一冊。主要理論の概要を抑えており、平易で読みやすい印象。さらに、ゾンビ・アウトブレイクに対して、各理論がどのような処方箋を提示するかを示している。個人的には、ゾンビに関する記述について、やや理解しにくい部分があったものの、全体的には楽しみながら読むことができた。 個人的に印象深かったのは、ウォルツが『人間・国家・戦争』で提示した三つのイメージを意識して書かれていること。他の概説書を見ても、いわゆる第三イメージからの主要理論のみをカバーしているものが多いため、第一・第二イメージからの見方もおさえることができる。 現在のコロナ禍に照らし合わせて読むこともできる。非伝統的安全保障や国境を越えた危機といったものに対する対応の必要性について考えさせられた。
投稿日:2021.10.19
かくりよ
「もしも現実にゾンビが大量発生したら、世界各国の政府や社会はどのような対応をとるだろうか?」をテーマに、リアリズムやリベラリズム、新保守主義、その他の考えの人々がどのような行動をとるかを考える本。具…体例がゾンビなのでサブカルのかおりがするし、書店ではその棚に置かれていたのだが、新型インフルエンザやSARS、最近流行りの新型コロナウイルスにも応用可能だと思う。 フィクションでゾンビが登場した時には、作中の登場人物たちがどのような行動をとったかの他にも、実際に過去にパンデミックが発生した際の事例も紹介されている。この本は2012年に発売されたものだが、2021年現在になって読んでみて、新型コロナウイルスが発生した当時に、各国がどう反応したかを思い返してみると、予言的なことも記述されているように思えた。続きを読む
投稿日:2021.08.17
ha-maioni-8
たぶん国際政治について、 ある程度教養のある人は笑える要素あるのだと思うが、 ただゾンビが好きってだけの人だと、 なかなか難しい内容だと思う。 僕には笑える部分よりも、 なかなか意味が把握できない部分の方が多く、 途中で読むのやめた。
投稿日:2021.01.03
brazil-log
ダニエルドレズナー「ゾンビ襲来」 https://hakusuisha.co.jp/book/b205962.html 読んだ。おもしろかった、キワモノかと思いきや超良書。パンデミック下の国際政治とリ…スク管理について真剣にふざけながら内容は真面目。冒頭に延々続くゾンビ学が後半の事態収束のシミュレーションにつながっている構成もすばらしい(おわり続きを読む
投稿日:2020.06.18
cajun
読書会にて。 ゾンビ菌(があるとしよう)感染者が日本で出たらを創造した。彼らを殺処分することは出来ない。何故なら彼らはれっきとした人間で、単なる感染症患者に過ぎないからだ。 もし何かのきっかけで一網打…尽にし、感染を食い止めどこかに隔離することが出来れば、ワクチンの生成を進め事態は収束に向かうかもしれない。 などなど様々な意見が飛び交い、頭を使ったよい読書会だった。今まででベスト。続きを読む
投稿日:2020.02.16
うみ
ゾンビをモチーフに国際政治学のエッセンスをわかりやすく解説してくれるのかと思いきや、筆者も訳者もガチでゾンビ好きだったw何この分厚い訳者解説www いや、国際政治学の解説書としてもわかりやすくて良かっ…たですよ!続きを読む
投稿日:2018.10.14
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