【感想】劣情PARADOX ～番犬は夜、牙をむく～【コミックス版】

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議員秘書と情報屋の話。
議員秘書がこんなうかつに遊ぶかなとか、サブタイトルが番犬というわりに番犬具合をさらっと紹介しただけとか、
テーマが壮大なわりにヤマ場があっさりといった印象。エロもエロいんですが、好みな感じではなかった。相性ありますよね、こういうの。
情報屋のジジイとかボスとか、続編予定してそうな出方だったね。

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▼あらすじ
情報屋を営む桐谷星児の次なる標的は、「とある特殊な情報」を抱える大物政治家の敏腕秘書・矢野博己。依頼された情報を引き出すため、桐谷は矢野にセフレとして接近することに成功する。欲望だけの肉体関係を重ねていく中で、桐谷は矢野の心に誰か特別な人がいることに気づき、嫉妬を募らせはじめる。一方の矢野も、桐谷には言えない秘密を抱えながらも次第に桐谷への想いを抑えられなくなっていって……？

交差する激しい「劣情」を繊細なタッチで描いた意欲作、待望のコミックス化!!

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ストーリーの完全度：★★★★☆
サスペンス度：★★★★☆
シリアス度：★★★☆☆
エロ度：★★★★☆
萌え度：★★★☆☆
総合評価：★4.0

表紙とあらすじに惹かれて購入。初読みの作家さんでした。
最初、めちゃくちゃ疲れてる時に読んだのですが、思ってたよりもがっつり政治絡みのお話だったので肝心な内容が右から左に抜けてしまって全然頭に入って来ず、時間を置いてから再読しました。こういう情報量の多い作品は疲れてる時に読んじゃ駄目ですね…(笑)

再読後はストーリーもきちんと理解は出来てそれなりに楽しめはしたのですが、一つ残念な事に表紙のイメージと中のイラストの感じが自分が思ってたのと少し違い、いまいちハマりきれず…(^^;)
もっと細かく言うとキャラの顔と攻めの性格があまり好きじゃなかったんです。好きな方には申し訳ないんですが、個人的にはあまり魅力を感じられなかった。
まぁ、こればっかりは好みの問題なので仕方ないのですが…攻めについては初登場のミステリアスで気障な感じのキャラを貫いて欲しかったな、と。
蓋を開けてみれば思いのほかノリが良いというかやんちゃ系？のキャラで少し求めていたものと違ったかな、って感じです。

ただ、顔はともかく体の描き方とかは凄く自分好みでしたし、要所要所で挟まれるエロシーンも毎回めちゃくちゃ濃厚で見応えがあった為、そういった部分はかなり良かったです。
そしてエロが多い作品ってストーリーがおざなりになりがちな印象なんですが、こちらの作品はエロに力を入れるのと同時にストーリーにもしっかり力を入れているのが分かるので少なくともつまらなさや物足りなさ等は感じなかったですね。

とはいえ自分の中での総合評価は正確に言えば可もなく不可もなくで★3.5くらいなんですが、上述したようにエロシーンがとても良かったので、ブクログの評価は少しオマケして★4.0にしました。
私みたいに攻めに対する変なこだわりさえ無ければ、まず問題なく楽しめる作品だと思います。

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「攻と受の恋愛の駆け引きを楽しみながら、でも軽率にエロに特化お話」だと思って読んだら、思った以上に背景となるストーリの比重が大きいというか書き込まれていて、いい意味で裏切られました。でもまあ、「これでもかっ」とばかりに濃厚でハードなHシーンが散りばめられてるんですが（笑）。

政治家の隠し子騒動とかありがちなんですが、受の「頭も軽そうに思わせておいて実は～」したたかな人物だったというのが、一味違うところかな。
艶めいた絵柄も素敵ー

ただ、そう思うのは私だけなのかもしれないけど、攻と受に某赤安が重なって見えてしまって。お好きなのかなって……

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