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川上弘美 / 中公文庫 (77件のレビュー)
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総合評価:
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兎
このレビューはネタバレを含みます
親しい友だちの夫と不倫をするという すごく嫌な物語のはずなのに、禍々しい気持ちにならずにわりと爽やかに読めた、不思議。 それぞれ4人の視点で読み進めていく みんな結局好きや嫌いの線引きが曖昧な気がする この人のここが好きだったと思うのに いや、この人のどこが好きだったのか お互い不倫しまくりなのに 修羅場なんぞなく、それはそれで寂しさを感じる 結局最後は親友同士だけがお互いを忘れずにいる この友情とはなんぞや
投稿日:2024.02.21
chisa
関係する4人の視点から描きつつ少しずつ時系列が進んでいく。 私としては、友人の夫に出会った時に恋をするのは考えられないなと思うけど、お話として感情の流れを感じながら面白く読んだ。
投稿日:2024.01.17
きなこ
やっぱり川上弘美さん♡ 可愛いくて、おしとやかで、深い。 心の動きが、私が普段使わない優美な言葉で描かれている。
投稿日:2024.01.10
書店ちゃん
なんだろう…なんだろうなこれは…。 根幹に友情が根付いた状態の2人がお互いにそれに引っ張られたまんまずるずる恋愛する話なのか、良い時期に良いタイミングでことが運ばれなかったがばかりに深くなり得た恋愛がいともたやすく瓦解していく話なのか。 「女だからこそわかる」みたいな種類の話だろうに女のわたしでもひとつもしっくりと理解することが出来なかった。 それどころか男にも理解が出来なかった。このお話的に考えると己の幼さゆえということになるんだろうか。 果たして本当に己の幼さゆえ理解出来なかったと考えて終わるべき話なんだろうかね。 本の物語としての性質は読み手のメンタルを消費しつつ感情や関係性を問うようなお話で、なんというか自分が傷をおっている時にこの本に助けて貰おうと思っても余計深手を追うだけというかんじ。精神に余裕があって、かつ哲学書を読んでデカいテーマを考えてやろうというよりも身近な不思議を考えたいみたいな時に読むべきかなあ。 少なくともわたしは呻きながら読みました。
投稿日:2023.06.18
sambo0217
人が人を好きになる不条理さやら切なさやら、息苦しいくらい読んで取れた。 結局は誰も幸せになってない感じも、私独りよがりの感想なのかも。 捉え方は複雑だけど、僕は胸に染みた、傑作だと思います。
投稿日:2023.05.28
花戸 朗
不倫関係のつながり ① 妻 ② 夫 ③ 妻の親友(独身)/ 夫の不倫相手 ④ 妻の不倫相手 / ⑤の弟 ④ 夫の友人(独身)/ ③の男友達 ⑤ ③の男友達(独身)/ ④の兄 ⑥ ③の男友達(独身) …最終的に皆自分たちの居場所を見つけ出し始めて、これらのつながりは解消されていくところで物語は終了。 登場人物の気持ちのうつろいや感情の揺れ動きを、作者はゆったりとした文体で丁寧に描写しているところが良かったです。 物語はスリリングな展開はなく、波が打ち寄せてはかえるといった情景が浮かんでくるような、穏やかで平和な流れで構成されていました。 文章の細やかな描写に惹かれ二度読みましたが、一度読んだだけでは登場人物たちの相関を理解できなかったのも事実です。 続きを読む
投稿日:2023.05.11
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