【感想】目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画

クライブ・ハミルトン, 奥山真司, 山岡鉄秀 / 飛鳥新社
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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ブクログレビュー

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  • marmelow

    marmelow

    読んでおかないと…と思って読み始めたけど、遅読民のため読了に難儀しました。疲れました。
    衝撃的なことがたくさん書かれていて、通勤中の電車の中で何度か叫んでしまいました。

    いろんな方向性に目覚めちゃった日本人いっぱいいるけど、この本読んで目覚めた方がいいんじゃね?と思いました。知っても恐ろしいけど、知らずにいるのも恐ろしい。

    今後もせめて知ることはしていかないといけないと思いました。

    ところで、コロナでこの二国間の関係悪くなりましたよね?この本読んで、その辺のことも詳しく知りたくなりました。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.17

  • いっちー

    いっちー

    若かりし頃ワーキングホリデーで1年間滞在し色々な思い出があるオーストラリアが中国に乗っ取られてしまいそうになっていた(現在も進行中?)事の詳細が書かれた本です。
    具体的には政治家や企業に献金したり、オーストラリアに大量の留学生を送ったりして政治的・経済的影響力をあらゆる分野で影響力を持たせて中国に対する批判を封じ込め、時に抗議や暴力的な行動を起こすという手法。日本の約20倍の広大な国土に2,600万人弱という首都圏の人口より少ない国家という事で、著内でも記載がある通り、中国の他国乗っ取り計画の試験場となっていたんでしょう。
    以前、多くの中国人の方と仕事したり時に中国出張をしたりして、中国に対してはそれなりの親近感を持ってはいるのですが中国政府が他国や中国国民や華僑に対して行おうとしている事についてはある種の恐ろしさを感じざるを得ません。。。日本は大丈夫かな・・・本当に心配。
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    投稿日:2023.04.04

  • bookkeeper0

    bookkeeper0

    最近では大分改善されていると思われるが、オーストラリアが中国にこんなにも影響を受けていたとは驚きだ。
    それにしても中国のやり口は巧妙かつ、組織的かつ執拗であり、恐怖を感じる。
    日本にも少なからぬ影響がありそうで、この情報を皆共有すべきである。続きを読む

    投稿日:2022.09.12

  • rafmon

    rafmon

    恐ろしいのは、侵略、弾圧、暴力であり、今当たり前にある自由を奪われる事である。それを防ぐために国家に属し、税金を納めている。つまり、個人の安全保障を国家に委ねる契約形態が国家機能の一部。しかし、そこに個人の安全保障を毀損するような中国人の侵略が進む。本著に度々出てくるゼノフォビア(外国人恐怖症)のような生温いものではない。明らかな国家転覆による安全侵害の予感だ。

    民主主義者は共産主義に参加出来ないが、共産主義者は民主主義に参加できる。こうした非対称な政治制度を利用し、早くから中国は各国に自国民を送り出し、資本や教育、政策に口出しを始めている。国防動員法により、海外にいる中国人は中国の利益によって動き始める。オーストラリアだけではない、当然、日本にとっての脅威だ。

    平和ボケしていて、日本企業には数多くの中国人がいる。国家はしたたかに、中国にとって有利な法律を敷きながらも鈍い日本企業は対応が遅い。一緒に働く中国人は信用できますか。勿論、それが差別に繋がる事も注意しなければならないが、そうした問題も含めて、中国は人権を重視しない。

    中国における戦略の基礎的な考え方に「百年マラソン」という言い方があるらしい。民主主義と異なる点でのもう一つの恐怖はこれだ。時の支持率を意識して、ようやく政策を通すような民主主義的手続きでは到底追いつけないスケール。つまり、党は当然続くものとして、長期ビジョンで自国民を海外派遣して他国を操作する政策が可能となる。

    そもそも中国共産党なんて、軍閥同士の内紛を勝ち得た革命軍だ。軍の論理は常に軍事力による影響力の維持と拡張にあるのだろう。ソ連と不仲なタイミングで友好条約を結び、市場開放が経済発展を齎したが、結局その後直ぐに、天安門で人民に銃を向けたではないか。デモと偽り、日本企業を襲撃したではないか。軍閥と平時の理屈で対話してはいけないし、出来はしないだろう。
    続きを読む

    投稿日:2022.05.08

  • kun92

    kun92

    まあ、タイトル通り。
    シナ国が主張する南シナ海の南端を抑え、西側の弱い鎖に影響力を持つ。
    人間、金には弱い。
    気持ち悪い国と文化。
    読みやすい本だが、具体的な事例がものすごく多くて、半分くらいの分量でいいんじゃないかと思った。続きを読む

    投稿日:2022.04.13

  • ぱぐはぐ

    ぱぐはぐ

    人名を含めて固有名詞が多すぎて、なかなか読み進まない。現在のオーストラリアが対中国において、アメリカと同調して強行路線になっているのもなるほどと思わせる一冊。

    投稿日:2021.12.13

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