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山極寿一 / ポプラ新書 (26件のレビュー)
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総合評価:
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わら
絶対読むべき。これからの時代をどう生きていくのが幸福に繋がるのかを教えてくれた。 スマホを使うのは最終手段であり、現実世界での人と人との繋がりを大切にするべきという筆者の主張は素晴らしいと思った。た…しかに、人と人との繋がりは大切であり、誰とも話さずに1日過ごすのはストレスを感じるし、それが数日続くと心が荒んでくる。昔は便利な連絡手段が無いから直接対話をするしかなかった。しかし、そこで生まれる会話は実に貴重である。そういう意味では、メールやSNSが無かった昭和に生まれた人が「昔は良かった」というのは否定できないと感じた。だからこそ、昔の良い所と今の良い所を上手く融合させることが大事だと思う。そのためにはスマホから離れることは必須であり、そうするためにはこのように本を読んで知識を吸収し、繋がりを求めるようになることが良いのだろう。続きを読む
投稿日:2023.09.15
ひな
ほとんどゴリラの話。著者名を見れば納得ではあるが、もうちょっと別にタイトルがあったのでは? タイトルに惹かれて読んだ人は不完全燃焼だと思う。
投稿日:2023.08.21
echigonojizake
ゴリラの社会性はとてもおもしろい。組織の中で優劣をつけない、ボスは弱いものを助ける、対面による共感を大切にする、といった点などなど。人間にも共通点は多い。 一方でサルの社会はボスが絶対で、勝ち組・負け…組を決める。新自由主義的な世界観とも重なるように、これも人間に共通点はある。コロナで強まったような印象もある。 かつてウォークマンを聴いて温泉に浸かって満足げなニホンザルのCMがあった。スマホに虜になり、組織よりも個人中心になると、人間はサルに近づくという筆者の主張に近づくのだろう。 スマホを捨てたい子どもたち、というタイトルは筆者の願望も込められていると理解するが、その背景やデジタル機器と人間のかかわりの歴史を考えると奥深いテーマだと感じた。続きを読む
投稿日:2023.05.06
takecchi
次世代の人たちはぼくたちが滅びた後の世界を見る権利をもっていて、彼らが見る世界のためにぼくたちは義務を果たさなくてはいけない。そして若者たちも、自分たちの次の世代に対し、どういう責任をもって、どんな世…界を渡したらいいのかを十分に考えなくてはいけません。(p169) スマホを使って頭だけで友だちとつながるのではなく、面と向かって声で話し、相手の表情や態度をきちんと読んで付き合うことが必要です。相手ときちんと向き合うことは、人間が信頼関係をつくり、それを高めるためにかけがえのない行為だからです。人間の五感は人と会って身体で共感し合うためにつくられているのです。その最も原始的な行為が食事です。(p188)続きを読む
投稿日:2023.02.08
nksntks0922
「スマホを捨てたい子どもたち 山極寿一」読了。ゴリラとサルに愛情を感じられた。以前読んだ「善と悪のパラドックス」にチンパンジーの生態があり、嫌な気分になったが、この本は気分よく読めた。
投稿日:2022.04.11
あやの
スマホ脳、と関連させてつづけてよんでみた。 重複する部分も多かったが 特に筆者のゴリラとのフィールドワーク
投稿日:2021.11.18
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