デカルト 魂の訓練 感情が鎮まる最善の方法

津崎良典 / 扶桑社BOOKS新書
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • tsugulu

    tsugulu

    このレビューはネタバレを含みます

    目新しいことは書いていない。それだけデカルトの考え方が、(それがデカルトの考えであるか否かは置いておいて)一般的になっているという意味では、悪く思わない。

    ただ、デカルトではなくこの本の著者の記述に、腑に落ちない解釈や例えが多い。
    ex.「婦人」は、デカルトが……身体の「外的表徴」として挙げていた「震え」の原因である「怒り」……親を残して先に死んでいった我が子を苦しめた病魔に対する「怒り」に「婦人」は囚われていたのではないか。
    →怒りで震えていたのではなく、悲しみを堪えるために震えていたのでは?デカルトが「震えるのは怒りのため」というようなことを言っていたそうだなが、それに寄りすぎでは?ケースバイケースだと思う。
    ex.傷んだ食品が放つ異臭などは、まず私たちの嗅覚を不快にします。そして嗅覚のこの不快な状態のせいで悲しい気分になり、それにしても臭いな、と憎しみも湧いてきて、私たちはそれを口にしないよう注意する。
    ex.「良薬」の苦味……だけを取り出してみれば「不快」でしかない。だから、口にしただけで悲しい気分になる。
    →「悲しい」とは何か?どのような感覚か?哲学者であるならば人間の感情について敏感になってほしいと思ってしまった。


    以下メモ。
    人は、愛の対象を自分よりも低く評価する時、その対象には単なる愛着を持つだけだ。対象を自分と同等に評価する時、それは友愛とよばれる。そして対象を自分よりも高く評価する時は献身と呼べる。

    不倫をした夫ないし妻に怒りから凶行に及ぶというのは分かりやすい図式ですが、よく考えてみると、不倫に傷ついた自分のことがとても大事だからこそ、そのような行動に走ってしまうのではないか。

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    投稿日:2020.04.25

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