岐路の前にいる君たちに ~鷲田清一 式辞集~

鷲田清一 / 朝日出版社
(2件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • 305

    305

    "芸術は何か人びとの鑑賞にたえる美しいものを創り上げる活動というより、日々の暮らしの根底にあるべき一つの〈態度〉のようなものかもしれません。死者をどう弔うのかという態度。他者の悲しみにどう寄り添うのかという態度。人びととどう助けあうのかという態度。政治的なものにどう参加するのか、さらには自分自身とどう向き合うのか、生き物としての、あるいは身体としての自分の存在にどうかかわるかについての態度、それらを貫く一つの確かな〈態度〉として芸術はあるのです。"(p.65)


    "わかっていることよりもわかっていないことをきちんと知ること、わからないけれどこれは大事ということを知ることが重要なのです。そしてそのうえで、わからないものにわからないまま的確に対応する術を磨いてゆかなければなりません。"(p.117)
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    投稿日:2020.08.27

  • haru

    haru

    興味深く読みました。

    誰にも見えているはずなのに、誰も見ていない領域である、「隙間」を大切にすること。
    「価値の遠近法」、なくてはならないもの、見失ってはならないもの、なくていいもの、あってはならないことを見極める力を持つこと。
    消えそうな声を聴く耳を持つこと。
    他者を他者の方から理解しようとすること。
    わからないことに、わからないままきちんと出会うこと。

    式辞のときにこの言葉と出会えた学生さんたちのことを、こころの底から羨ましく思いました。
    卒業式、入学式シーズンに読めてよかったです。
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    投稿日:2020.03.17

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