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谷津矢車 / 潮出版社 (4件のレビュー)
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1838512番目の読書家
明智光秀とその嫡男、十五郎のお話。父親に冷遇されていると思っていた十五郎は、実は光秀に大切にされていた。思っていても伝わらない事は多いので、親子のコミュニケーションは常日頃から取っておくべき。明智光秀…が出てくる小説は、ついパワハラ上司と生真面目すぎる部下という目線で見てしまうが、信長はもともと家柄でなく成果重視の人だったから、忠義や人柄を重んじる上司であれば明智光秀もここまで精神的に追い詰められなかったかもしれない。続きを読む
投稿日:2023.10.22
miyous
光秀の息子の事は全然知らなかったので興味深く読むことができた。左馬之助との2篇になっていて光慶が元服した報告をしに信長に謁見するが邪険すらされない扱いに意気消沈するが何故か分からないと思うだけで家臣ら…が信長に謁見するため奔走してくれているが光慶は短歌など雅に重きを置き武には嫌悪。 にも関わらず初陣をしたい、成果を上げたいと子どもな考え方。 父親の謀叛で場面は左馬之助に変わる。何故光慶に初陣や戦のノウハウを託さなかったのか左馬之助は光慶に話す。続きを読む
投稿日:2023.08.03
ボマルツォ
明智光秀の嫡子である光慶から見た本能寺の変への道程とその後、という趣きですが、どうも主人公の嫡子光慶が、まったく魅力的でなく、光秀が本能寺の変を起こした理由もイマイチ納得感が低くて、なんだか消化不良で…した。続きを読む
投稿日:2020.08.09
ロカ
このレビューはネタバレを含みます
いかにして、光秀は信長を討つに至ったのか。 と、いう物語の中にある様々な人々の思い。 望まれても、そのように動くことができないことは辛い。 では、どう生きるべきなのか、私も共に思う。 つまるところ、人は己自身としてしか生きることは出来ないのだろう。
投稿日:2019.12.11
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