怪奇日和

ジョー・ヒル, 白石朗, 玉木亨, 安野玲, 高山真由美 / ハーパーBOOKS
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ただ

    ただ

    このレビューはネタバレを含みます

    あとがきで、作者が愛する中篇小説は「どこをとっても必要不可欠、いっさいの無駄がない。」と書かれてましたが、正に、これに納められている4つの中篇がそうだと思いました。全てがテイストの異なる、怪奇幻想の要素もあるのですが、人間ドラマとして、考えさせられつつ、楽しく読ませていただきました。   「スナップショット」は、不思議なカメラの登場でホラーに展開するかと思いきや、主人公とシェリーのやりとりが、悲しく展開されるのが切なかったです。「こめられた銃弾」。久々に、結末を読者の想像に委ねる小説を読みましたが、この終わりかたが、ものすごく怖い、が、絶品だと思いました。二つの異なる恐怖が同時に迫りくる、これが現実だったらと絶対に思いたくないような終わりかたです。        「雲島」は、スカイダイビング中に雲に着陸してしまった(突き抜けずに雲の上に立てた)若者の、SFっぽいのですが、私は青春物語だと思いました。非現実的な場所で、過去を振り返りつつ(彼には片想いしている女性がいる)、現実を見つめ直す主人公が、吹っ切れて思うままに行動する姿は感動的で爽快でした。爽快さがダイビングと上手く結び付いているのが、また素晴らしいです。                 「棘の雨」は、近未来の世界を見ているような舞台で、自分の意思で人生を切り開いていく主人公に、感情移入しました。差別問題のメッセージに考えさせられながら、最後の意外な結末でエンターテイメントとして、すごいと思いました。           どの中篇も、単に不思議で怖いだけでなく、色々な考えさせられる要素が入っているからこそ、味わい深いのだと思います。時間をおいて、また読んでみたいと思いました。

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    投稿日:2019.11.26

  • winder

    winder

    四話の中編集。思いの外時間軸が長かった。認知症のシェリーと向き合う夫が切なかった「スナップショット」スーパーナチュラル要素がないけど、収録作中いちばん恐ろしかった「こめられた銃弾」おぬるい主人公が異界からの脱出に挑むファンタジー「雲島」未曾有の災害の中旅する主人公が知る驚愕!「棘の雨」。いずれも楽しませていただきました。続きを読む

    投稿日:2019.10.22

  • toca

    toca

    久し振りに邦訳が出たジョー・ヒル。スリラーやサスペンス分野で存在感が日増しに大きくなっているハーパーBOOKSからの刊行だった。
    果たしてジャンル的にホラーか? と言われるとちょっと疑問符がつくところなのだが、エンターテインメントとしては非常に面白い。また、翻訳家が1編ごとに違うので、訳文のテイストの違いも内容に合っていたと思う。続きを読む

    投稿日:2019.09.15

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