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鴻上尚史 / 講談社文庫 (12件のレビュー)
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つき
佐々木さんの話が多かったので、 どちらかと言えば主人公•友人の話を読みたかった自分にとっては 途中、読むのが辛かった。 けれど、2人の生き方がすごくリンクしていて。 個人的には、最後の20〜30ペー…ジ部分の展開が、心を引っ張られるようだった。 自分のことを理解していない誰かが 良かれと思ってやっている もしくはこうあって欲しいと思い行動することが どれほど自分を苦しめるか。 特に学生の時はそんなことがあった気がする。その感覚を思い出させられて、友人と一緒に苦しくなった。 戦うことや潔いことが正解でもないのかな。 続きを読む
投稿日:2022.01.27
ポテトフライ・カーリー
リアルな戦争の話にいじめの問題を絡めた話 特攻隊の話もいじめに苦しんでる話も、凄まじすぎてなんとも言えない気持ちにさせる 感動の一作とあるが、感動よりもなかなか消化不良な嫌悪感が残る作品だった 悪い…作品という意味ではない 戦争というテーマの割にとても読みやすいし、一気に読めるし、なにより考えさせられる ただ、重いなぁ…続きを読む
投稿日:2021.10.06
むらみ
書かれているいじめの描写が生々しく、時折、ページをめくるのも辛いと感じる時があった。ただ、だからこそ、現実味も感じた。 また、結末も、よくある仲直りや勧善懲悪ではないというところも、実際のいじめへの対…応の難しさをよく表していると感じた。続きを読む
投稿日:2021.03.30
kenchi
終わらないいじめ。理解されない苦しみ。人生に絶望し、自殺を考える少年・萩原友人。彼が出会ったのは、太平洋戦争時、9回にも及ぶ特攻から生還を果たした佐々木友次さんだった。「どうして、そんなに苦しい状況で…、“生きよう”と思い続けられたんだろう」佐々木が所属した万朶隊の物語、そして佐々木自身の言葉を前に、友人の傷ついた心は少しづつ前を向き始めるが……。 2015年10月。中学2年生の萩原友人は、伯母の住む札幌を訪れる。それはいじめられる日々からの束の間の逃避であった。友人はひょんなことから伯母の勤務する病院に神風特攻隊の有名人・佐々木友次が入院していることを知る。 いじめの苦しさから逃れるため、自殺を試みるも思いとどまった友人は、伯母の勤める病院に向かい、佐々木の病室を見つける。佐々木は9回特攻に出撃し、9回とも生還したのだという。特攻隊と佐々木に関心を持った友人は、古本屋で『陸軍特別攻撃隊』を手にする。そこに書かれていたのは、敵艦への体当たりという任務を負った万朶隊の物語であった。続きを読む
投稿日:2021.01.25
anayu
人の人生を知ることは重くてなかなか読み進められなかった。 けど途中で投げ出すこともできなかった。最後まで読まないといけないと思った。 それくらい重みのある内容
投稿日:2020.08.04
f0314087
このレビューはネタバレを含みます
『不死身の特攻兵』のほうがわかりやすかった?? 主人公の現在と 本を読んでの歴史が交互に繰り返されるのだが 中学生にも読みやすいよう、主人公がかみ砕いたような特攻の歴史だと もっととっつきやすいだろうか (イジメものなので とっつきやすくはないのだが) 奇跡なんて起こらなくて でもラストの 島への転校の選択は こういう方法もあるのか、と。 確かになぜいじめられた方が転校したり、引っ越したり負担が大きいのだろう。。。という問題はあるけれど また大人数の慣れない環境に 疲弊しきった状況で飛び込むよりは こういったせめて 負担の少ないであろう新境地への方が いいのかと。 3月のライオンで まず動物の友達をつくって 大人の友達をつくって。。。 という方法も目からうろこでした。 同世代がきついのならば、周囲が大人な対応をしてくれる大人のいる環境に行ったって、別にいいのか。と。
投稿日:2020.04.06
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