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京極夏彦 / 講談社 (82件のレビュー)
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総合評価:
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それから
「今昔~月」に収録されている3作がそれぞれ文庫化されてあり携帯にも良いのでこちらの3冊にしました。装丁も良かった。中禅寺の妹、敦子と「絡新婦」に登場した呉美由紀が主となるスピンオフ。これまでの事件に関…わった人物も登場。兄の方より民俗や宗教に関する問答が少なかったぶん読みやすかったかと。「天狗」がより印象に残る作品でした。 続きを読む
投稿日:2024.02.08
ももも
ついに手を出してしまった…京極夏彦… 面白かった!もっと古めかしくて読みづらいかと思ったけど、ゲ謎を通ったのでありがたく読めた。 天狗はあくまで天狗として扱われていて、ドロドロの妖怪ものかと思ってた…から拍子抜け。いやミステリだよ。 さらさらっと読めたな。どうもシリーズ的には3作目?ぽい?最初だと思ったから読み始めてすぐ過去の話されて「アレレェ」ってなった。 美弥子さん好き。続きを読む
投稿日:2024.01.04
haruco
このレビューはネタバレを含みます
「蒸気が出てる」「常軌を逸してる、と云うことですか?」 通勤電車で爆笑しそうになった。言葉選び最高ですか。 今昔百鬼拾遺シリーズでは最終巻になるからなのか、カラー写真も挟まってて贅沢な文庫本。 天狗を猿山の勘違いお大将と見るか、山伏といった身分も見識もある僧のようなものと見るか。同じ天狗でも見方が変われば、考え方も変わる。 今回の犯人は猿山の大将だったわけで!美由紀がスカッとあれこれ言い放ってくれたから、美弥子のようにぶん殴りたくなる気持ちが落ち着いた。 これ、令和元年に発行された本だから、昭和29年ではまた価値観や世相が全く違ったやろうし、さらに今から70年経てばまた価値観が変わることも想像に苦しくない。 天狗はまた見識ある僧侶として見られるのか。やっぱりお山の猿大将なのか。 本書はエンタメとしても面白かったし、次の未来へ向けた思想を感じた。
投稿日:2023.12.01
帆掛船
「それもこれも、捻曲がった武士道みたいなろくでもないものを崇めて、家だの血筋だの云うどうでもいいものを護ろうとばかりする、頭が苔生した連中の思い込みに過ぎなくってよ。連中はいいだけ威張る癖に強い者には…媚びるし、そうでなければ喧嘩を売って潰しにかかる。勝てば絶対的に偉くなって、負ければお終いだと考えているのです。そんなだから――戦争なんかをするんですわ」 2020/7/2読了 鬼は『怖い』、河童は『下品』、天狗は『傲慢』と各章を似た言葉で始める所、京極風です。それにしても、このシリーズは女の子がべらぼうに『強い』。続きを読む
投稿日:2023.09.18
ゆき
京極堂シリーズ、途中までガマンしてガマンしてガマンして、そのご褒美にラストに一気に事件解明の爽快感! 前回の河童はちょっと難しかったけど、これはその流れで読めた。
投稿日:2023.05.14
馬南神空
トリックはもとより、プロットも短編もの。それで分量なのがさすが。ホントにさすがなのは、そんなことをやっているにもかかわらず、薄まったような感じが全くないところ。おなじみの登場人物たちがわちゃわちゃして…るだけで、物語は全く進まないうちに、五十頁くらいが飛んでいく冒頭とか読むと、もう何も言えない。 今回のテーマは頑迷固陋な、家父長制の信奉者に対する批判と言ったところ。歪んだ伝統主義を振りかざして、女性蔑視、同性愛嫌悪を正当化する、父親たちの愚劣をお嬢様・実弥子と、漁師の娘の美由紀が、それぞれの立場から罵倒しまくる瞬間だけは気が紛れるか。2022年現在においてさえ、同性婚どころか夫婦別姓さえ「家族制度を危うくする」式で、成立してないんだからねえ。勘弁して欲しいよ。続きを読む
投稿日:2022.08.13
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