【感想】ブラック&ホワイト

カリン・スローター, 鈴木美朋 / ハーパーBOOKS
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
3
6
2
0
0
  • レナとサラの直接対決!サラ、ついにブチキレる

    ウィル・トレントシリーズ7作目。冒頭でいきなり襲撃事件。そうそう、カリンスローターはこうでなくっちゃ。スリリングな出だしからあとは目まぐるしい展開のはずが・・・んー、なんか今回はテンポ遅いなぁ。そして登場人物たちがやたら喧嘩ばっかしてるんだけど、その理由もいまいち理解に苦しむ。サラはなんで怒ってんだ?ウィルは気の毒なぐらい終始ボコられてるし、これで活躍したとはとても言えない。あと、誤植だと思うけど、強制捜査の場面でそこにいるはずのないサラが突然出て来て一瞬パニクった。レナの間違いだよね?続きを読む

    投稿日:2019.07.29

  • くせ者

    くせ者ばかり!(笑)
    後半の畳み掛けるような流れは毎度引き込まれる。

    投稿日:2020.11.09

ブクログレビュー

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  • (・ω・)

    (・ω・)

    すごくおもしろかったんだけど邦題がださい。ウィルが前科者として潜入捜査する。ウィルが死ぬわけないと思いながらもかなりヒヤヒヤする場面が多くスリリングだった。
    事件はどうでもいいからサラと仲良くしてほしい。続きを読む

    投稿日:2022.03.22

  • mylte

    mylte

    このレビューはネタバレを含みます

    図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    素性の知れない犯罪者ビッグ・ホワイティを炙り出すため潜入捜査中の特別捜査官ウィルは、警官の家を狙った強盗事件に出くわす。犯人は警官夫婦の家に押し入るなり、最初から命を狙っていたかのように発砲した。夫は重体。刑事の妻は反撃のすえ強盗犯一人を殺害する。襲われたのは、ウィルが取り調べたことのある曰くつきの女刑事だった―。さらに彼女と同じチームの警官が襲撃され…。

    もう、ウィルが切なくてたまらない。
    人を本気で愛したが故の弱さが露呈する。
    愛してるから緊張が切れたときにサラに向いちゃったのを気に病むウィルがいとおしい。
    サラも疑心暗鬼があるから二人がすれ違う。
    お互い愛し合っているだけにもどかしい。
    フェイスが称した「地に足がつかなくなった」という表現好き。
    レイナの葛藤は理解できない部分もあるけれどジェイクが命をとりとめた今後が気になる。
    you're win
    サラもウィルも幸せになる必要があるのです。

    Unseen by Karin Slaughter

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.05.24

  • ikezawa

    ikezawa

    ここまでくると感想は短めに
    ウィルは謎の犯罪者ビッグ・ホワイティを炙り出すため潜入捜査中
    ウィルと交際中のサラは、夫の死の
    要因であるレナにイライラ
    フェイスはいつも通りイライラ
    アマンダもいつも通りイライラ
    レナは犯罪者達から強制捜査の報復?
    を受け負傷、夫も重症でイライラ


    ようやく落ち着いた?のかな?

    ドロッ!と言うかヌメッ!というか
    暗いままなんだけど少しずつ前に進んでる感じ。なんだけど、現在と数日前の場面を交互に語る構成
    半分ほど読んで中断…
    「何が起きてるか」だけで見るとすこし冗長な感じが…ミステリーとして謎を追う部分は…無いですね。(シリーズを重ねるごとに減ってゆく)

    解説で「ウィル・トレントシリーズ」と言われてるがウィルは添え物、に納得
    強い女性達が終始ピリついてます。

    旅する冒険者とかではなく、この先何がゴールなのかとかは無いので、どんなペースで読もうか考え中。
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    投稿日:2021.05.15

  • niwatoko

    niwatoko

    ウィル・トレントシリーズ。
    読みはじめたとたんに、ええっ、これはどういう状況?!ってところから、だんだんさまざまな人のつながりが見えてきて全体像がわかってくるストーリーが今回秀逸だったような。ウィルが潜入捜査しているんだけど。そういう、捜査の状況が毎回違うっていうのもマンネリ化しないでおもしろい。

    あと、サラと、サラの夫が殉死する原因ともなったレナの対決(会話で、だけど)がすさまじくて、どきどきしながら読んだ。現実で、こんなに傷つけあうようなことを人と言い合うことってないと思うし、あったら立ち直れないだろうけど、フィクションで読めるのが刺激的というか、おもしろいと思ってしまう。

    それからやっぱりウィルが好きだなとしみじみ思った。彼がつくり話をして子どもの心をひらかせるところとかなんだか涙が出そうだった。

    このシリーズは、ウィルとサラの恋愛モノとしても読めるけれど、いろんなところの感想を読んでると、恋愛モノ部分がおもしろいっていう人と、恋愛モノ部分はいらない!って言ってる人がいる…。わたしは絶対的に前者だけども。
    おもしろいんだけど、今回、サラのことをいわゆる「めんどくさい女」なのかも、と思ってしまった。ウィルのことを嘘をついたって責めるけれど、それはしかたないじゃん!と。嘘をついたからって信頼していないわけではないのでは…。なんでも話してほしい、っていうのはわかるけれど、それがうまくできないウィルなんだよ…、と。それでもウィルも前に比べたらずいぶん感情をあらわせるようになったと思う。よかった。
    続きを読む

    投稿日:2020.11.26

  • full3

    full3

    ジョージア州捜査官のウィル・トレントは潜入捜査中に、警官夫婦が襲われる事件を目撃する。犯人は殺害されたが、なぜ警官夫婦を襲ったのか。被害者の妻レナ刑事は、麻薬密売人で妹を殺害しているシド・ウォラーを逮捕しようと躍起になっていた。苦労して、アジトを襲撃するとそこには・・・警官たち続けざまに襲われる。レナの上司のデニース・ブランソンは何かを隠してる・・・

    相変わらずカリン・スローターは素晴らしい。

    警察によるドラッグ密売のアジト急襲は失敗に終わったことはすぐに分かるのだが、詳細は描写されず、ウィルの潜入捜査や恋人サラとの関係の方面が描かれる。ブランソンがやっと明かす場面では鳥肌が立つくらいよくできてると思った。そこから捜査がグイッと進んでいくわけで、そのグルーヴ感があるとても心地良かった。
    続きを読む

    投稿日:2019.09.09

  • Konstanze

    Konstanze

    カリン・スローターは「悪魔のような女」を書く。

    悪女ではない。
    悪女なんて、自分の下半身に忠実か、
    せいぜい相手の下半身に着火していいようにする「ファム・ファタール(運命の女)」という、ただそれくらいのものだ。
    底が知れている。

    「悪魔のような女」とは、なにか。

    よくわからないのだ。

    彼女がなにを考えているか、どういう生き方をしているのか。
    彼女の希望はなにか、目標はなにか。
    なにをどうしてどうしたいのか、
    さっぱりわからない。

    わかるように書いてはあるのだ。
    彼女の視点、彼女の状況を、著者はちゃんと書いている。
    それを読んで思うのだ、
    言うほど悪い人じゃないなと。
    彼女には彼女の理由があるし、
    ただ誤解されやすいだけではないかと。

    ところが、これが第二者、第三者の視点や状況で見ると、
    いや、そんなものではないぞと、
    さっき自分が思ったことに、早速疑問が入るのだ。

    そんな思考のあちこちを何度も繰り返すうちに、
    なにがなんだか、その女性について、さっぱりわからなくなっていく。

    なに、この人。

    なんなの?

    そんな人物が一人でも描ければ、素晴らしい作家だと思う。
    それを、カリン・スローターは、何人も書き出しているのだ。

    アマンダ・ワグナー
    アンジー・トレント
    レナ・アダムズ 

    時代を問わずジャンルを問わず、世にあふれる作品に登場する女性は、4つのパターンに分けられる。

    イヴ (悪女 誘惑者 ファム・ファタール)
    マリア (母 許し 慈愛)
    娘 (未婚の女性 無垢 無邪気)
    婆 (文字通り)

    この単純な割り当てが悪いとは言わない。
    単純さは解りやすさであり、楽しみやすさでもあるのだ。
    はい、了解、この女性はこのジャンルねと、人物像がさっさと把握できる。
    で、そして話はどうなるのと、展開を楽しんでいけるのだ。

    それは素晴らしいことだ。

    だが、飽きることもある。

    その時は、カリン・スローターを読めばいい。

    上記のパターンに当てはまらない、女性がたくさん出てくる。
    まずは、タフ。とにかく、タフ。
    それぞれが、それぞれの形で、タフ!
    そしてなにより「悪魔のような女」たち。

    カリン・スローターについて、初めてその写真を見た時、「おとなしやかな女性」だと思った。
    それが、作品を読み進むうちに、皮肉と、残虐さと、ユーモアを内に秘めた、
    思いやりと尊敬の念に満ちた、意地悪な女性だという印象にかわった。

    さらにくわえて、ファンキーな女性でもある。
    著者のSNSをのぞいてみれば、なぜか、飛んで跳ねてステップを踏んで、ダンスを披露する作家の姿があるのだ。
    どうやら、世界各国で翻訳された自著が、その国でランクインした時、その国ゆかりの音楽で踊って、その動画をSNSで披露することにしているらしい。

    さすが、カリン・スローター・・・・・・わけがわからない。

    つまり、悪魔のような女は、彼女の内にまだまだいるのだ。
    うごめいて出番を待っているはずだ。

    以下が、既に顕現している「悪魔のような女」たちが描かれた作品リストである。

    このシリーズは、断然、始めから読んだほうがよい。
    「悪魔のような女」のその背景がわかってくると、印象が変わる場合もあるからだ。
    「悪魔というか・・・・・・鬼神?」
    私はある人物について、そう、印象が変わった。
    誰とは言わない。どの本とは言わない。
    一時的なまやかしかもしれない。なにせ相手は悪魔のような女だ。
    新刊の『ブラック&ホワイト』でもその変化はあるかもしれない。
    それを楽しむためにも、シリーズははじめから読んだほうがよい。
    出版社がまたがっているので注意。
    どれも文庫版とKindle版がある。

    『三連の殺意』
    『砕かれた少女』
    『ハンティング』(上下)
    『サイレント』(上下)
    『血のペナルティ』
    『罪人のカルマ』
    『ブラック&ホワイト』
    続きを読む

    投稿日:2019.08.27

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