【感想】安楽死・尊厳死の現在 最終段階の医療と自己決定

松田純 / 中公新書
(12件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • あんこ

    あんこ

    安楽死や尊厳死の現状を知りたいと思い読んだ。
    元々安楽死や尊厳死を希望していた人が認知症などで自分の意思が表現できない状態になった時に、安楽死や尊厳死を望んだままなのか確認することは困難である。今健康に暮らしている状態の私は、将来深刻な病を抱えた時に過剰な延命はしなくていいと思っているが、実際に死が迫るような状況になったらどう感じるかは想像できない。
    本人の意思を確認することはできないが、こんな状態で生きているのが本人の為になるわけないと他人が決めて安楽死を実行してしまったら、それはただの殺人になってしまうかもしれない。
    高齢化社会の中ですごく重要な問題だと思った。
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    投稿日:2023.12.17

  • Bright child

    Bright child

    医師や医療者のみで書かれたこの手の著書には、奥行きがない。
    医師や医療者の論理の押し付けでしかない。
    社会心理学、倫理学、死生学の研究者が書かれていると、多面的に見ることができる。

    誰も死にたいとは、思っていないのに、自分の生を終わらせたいと考える。
    それを深く考えないといけない。

    著者は、生命倫理学、哲学が専攻。
    安楽死、尊厳死に付いて、よく医師や医療者が語るのは、偏りがある。
    安藤泰至先生の安楽死尊厳死を語る前に知っておきたいことをより深くした内容。
    ACPを学ぶにも、読んでおいても良いと思う。
    医師医療者のみではなく、死生学、生命倫理学、哲学の専門家を加えないと、多面的に語ることはできない。
    医学が人間が生きて行く事に万能という訳ではない。
    医学ができることは、ごくごく一部なのだ。
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    投稿日:2021.12.12

  • nuhwlib

    nuhwlib

    S490.154-チユ-2519

    2019年には新潟在住の神経難病患者さんがスイスで医師幇助自死を遂げ、
    今年は京都在住のALS患者さんの嘱託殺人容疑で医師2名が逮捕されるという事件が起きました。
    さまざまな議論がある領域ですが、医療関係者は避けて通ることができません。
    論点を的確に理解するために、世界の現状を「最も正確に」伝えてくれる一冊です。
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    投稿日:2021.01.14

  • 桜ヶ丘_med/dent/health_

    桜ヶ丘_med/dent/health_

    https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB27404045

    投稿日:2020.11.12

  • Dr.(読多ー)あんころ猫

    Dr.(読多ー)あんころ猫

    人間にとって死は遠い未来ではなくもしかしたら目の前にあるものかもしれない。

    それをしっかりと想像出来たならば人はどんな生き方を選べるだろうか。

    人は死ぬまで生きている。
    だから今日もめいっぱい生きていこう。続きを読む

    投稿日:2020.04.11

  • pinoko003

    pinoko003

    レベッカ・ドレッサー氏のリビングウィル批判にははっとさせられた。私がいつも病院で感じる違和感はこれだと確信した。

    投稿日:2019.09.08

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