【感想】おいしい野菜が食べたい!

黒野伸一 / 徳間文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • haji07-2024

    haji07-2024

    03月-01。3.0点。
    農業高校卒、東京に出るが馴染めず田舎に戻った主人公。夫を亡くし有機栽培を行う若い女性を手伝うことに。一方食品会社で左遷され、大企業の農業経営を行おうとするエリートOL、本社に戻ろうと奔走するが。。。

    結構面白かった。有機栽培が何たるかが理解できた。単純なストーリーだが筆力があって読ませる。
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    投稿日:2024.03.01

  • hito-koto

    hito-koto

    このレビューはネタバレを含みます

     黒野伸一「おいしい野菜が食べたい」、2019.6発行。「となりの革命農家」(2015.3刊行)を改題・加筆修正したもの。有機農業に精を出す農家の話。近代農業の主役は人間。有機農業の主役は野菜、野菜と寄り添うことが大切。近代農業はマニュアル化、有機農業はマニュアル化できない。

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    投稿日:2023.10.22

  • こてつ

    こてつ

    本屋さんでタイトルに惹かれて即購入!衝動買いでした!
    面白かった!
    初めは、手探りで有機農業を始めた春菜と和也の成長物語かと思ったけれどそれだけじゃなかった。
    近代農業と有機農業が共存共栄しながら先細りの農業界を発展させようと切磋琢磨していく。
    自分の事しか考えていなかった登場人物達が次第に大沼の農業の為にと動き始める様子が読んでいてドキドキ、ハラハラ、ワクワク。
    後半はこれからど〜なる〜と先が気になり食事も忘れてページを捲りました。

    誉田哲也さんの「幸せの条件」や原田マハさんの「生きるぼくら」など農業のお話しは今迄何冊か手にしてきましたがそれらとはまたちょっと違った視点で楽しめました。

    農家さんの努力と想いのこもった野菜!無駄にしないようこれからも大事に食していこう!
    そしてやっぱり「おいしい野菜が食べたい!」
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    投稿日:2022.07.31

  • ミズエ

    ミズエ

    さびれていく農村にやってきた有機農法に挑戦する若者と、農薬も化学肥料も使用するが安定した収入を得られる大規模な近代農業を実行しようとする企業の女部長のお話。

    現在の農家と近代農業が直面している課題や問題点が書かれていて興味深いし面白いんだけど、メインテーマになるのかと思った有機農法の方の話は最初に少し出てきただけ。どちらも大きなテーマなので一緒にしないで別々の話にした方がよかったのではないかな?と思う。続きを読む

    投稿日:2021.06.23

  • rickun

    rickun

    舞台は違うけど、対立構造はこれまでの作品と似ているというか....
    もうちょっと、有機農家として成功していく過程を読みたかったなぁ...

    投稿日:2021.06.16

  • touxia

    touxia

    「となりの革命農家」と同じ内容。
    東日本フーズでの権力闘争に負けた上司に巻き添えをくらった上田理保子は、地方農業法人アグリコジャパンに出向させられた。そこで、農業会社を運営する。オランダの高収量のトマト生産を本社に提案するが、損益計算が甘いと却下される。農業会社のノウハウを生かして、新規参入企業をサポートするアグリパークを作るという。ふーむ。企業が参入するというのは、食品会社であれば、なんとかなるかもしれないが、なぜ農業に参入するのかの位置づけがいるだろう。農地を確保できることで、不動産業を企むというのがオチかもしれない。
    有機農業をやりたいという亡夫の遺志を継いだ木村春菜。有機農業については、あまり知らないが、まだら認知症の義母が、スイッチがはいった時に、有機農業の指導をする。何をしていいのか?わからない和也は、春菜に巻き込まれ、有機農業に突き進んでいく。有機農業だから美味しいわけでもない。また、虫が多いのは窒素過剰である証拠でもある。
    自然農法のおじいさんに宇宙と繋がるということを聞いて、有機肥料だからたくさんやればいいというわけではないのだと理解する。
    1年もしないうちに、美味しい野菜ができちゃうには、出来過ぎだ。
    有機農法の説明が、こなれている。
    「人間は植物なしには生きられないけど、植物は人間なしでも生きられる。なぜなら、植物は、自分で無機物から有機物を合成できるから。「動物、植物を問わず、生物が生命を維持するためには、有機物が不可欠である」植物や動物が死ぬと、体を構成していた有機物は、速やかに無機物に分解される。つまり、朽ち果てる。その役割を担っているのが分解者である。」「植物の栄養である二酸化炭素や無機塩は、分解者が生み出す」
    慣行農法は、人間が主役で、人間が野菜を支配する農法。有機農法は野菜が生育するのを人間が手助けしてやる農法。あくまでも、主役は野菜である。野菜に寄り添わなきゃ、うまい野菜は育たない。
    続きを読む

    投稿日:2021.03.20

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