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チョン・セラン / 亜紀書房 (58件のレビュー)
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たなか
主人公のいない小説が書きたかった。 こうやって多くの人(世にいう普通の人たち)の話を読むと、 みんなそれぞれ物語があって、どこかで誰かと繫がっていて、影響を与えたり、与えていなかったり。 韓国の名…前だから、名前覚えにくいな〜と思って読んでいましたが、 他の方の感想で名前が分からなくていい。とありました。 本の中の人たちはお互いの名前なんて知らないし、私達も生きている中で名前知らない人なんて大勢いるなーと思うことができました 続きを読む
投稿日:2024.03.27
しの
多くの人にとって人生は平凡である。そして平凡な人生とは劇的なものなのだと言うことを強く感じた。 私も愛すべき隣人たちの人生に思いを馳せながら、自分の人生を歩んでいきたいとおもった。
投稿日:2024.03.20
Limei
50人(実際は51人)の登場人物が少しずつ絡み合い、事件でつながり合う、本当に絶妙で面白い連作短編小説です 世の中って、人生って、こうやって一人一人の人生がいろいろな人とつながり合い、触れ合い、すれ…違い、影響をしあっていくのだなという姿が切り取られたような感じ。 私がこうして世の中に生きているのも、誰かの人生の一部分につながっているんだと思い、なんだか不思議な気持ちになりました。 物語の中には数々の韓国で事件や社会問題が自然に取り上げられ、入り込んでいて、訳者あとがきの説明を読んで改めて理解を深めたり考えさせられたりしました。 おもしろかったり、楽しいだけでなく、悲しみや苦しみ、つらさ、そんなことも包み隠さず描かれているから、リアルに心に伝わるように思います。 続きを読む
投稿日:2024.03.14
1864729番目の読書家
このレビューはネタバレを含みます
ペ・ユンナの章と、ソ・ヒョンジュの章(のイ・ホ先生の言葉)が強く印象に残った。 ****************** 必要なんだよ。ああいう人たちが増えれば増えるほど、それとは違う人が必要になるんだよ。ラッパ手が必要なの。目をそらさない人が必要なの。目をそらさないこと。 (p.126) ******************* 私たちの仕事は、石を遠くに投げることだと考えてみましょうよ。とにもかくにも、力いっぱい遠くへ。みんな、錯覚しているんですよ。誰もが同じ位置から投げていて、人の能力は似たりよったりだから石が遠くに行かないって。でも実は、同じ位置で投げているんじゃないんです。時代というもの、世代というものがあるからですよ。ソ先生はスタートラインから投げているわけではないんだよ。私の世代や、そして私たちの中間の世代が投げた石が落ちた時点で、それを拾って投げているんです。(・・・)頭のおかしい者が現れて、反対方向に石を投げることもありますよ。でも、ちょっとでも遠くへ投げて、ちょっとでも長いスパンで見ていく機会が運よくソ先生に与えられたらーー例えば40年ぐらい後、私ぐらいの年になって振り返ったら、石は遠くまで来ているでしょう。そして、その石が落ちたやぶを次の人たちが探して、また、それを投げるんです。ソ先生では届かなかった距離までね。 (p.449-450) *******************
投稿日:2023.10.09
catbeats
50人のそれぞれが主人公の短編集なんだけど、誰かが主人公の回には前に主人公だった人が誰かの人生の脇役として交差する話。 自分の人生は自分のものだけど、脇役として登場する人にも人生があって自分も誰かの人…生の脇役という当たり前のことも改めて作品になると面白いし愛しい続きを読む
投稿日:2023.08.20
おかゆ
「あ〜あの時の!」が大好きな自分は大好物でした。 登場人物が色々なところで関わり合うので、ページを行ったり来たりしながら、「これもしかしてあの時の…そうだよね!」の連続で、そのせいでいつも以上に読む…のに時間がかかるも、その分満足のいく一冊でした。続きを読む
投稿日:2023.08.17
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