【感想】白秋期 地図のない明日への旅立ち

五木寛之 / 日本経済新聞出版
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
1
2
1
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • hito-koto

    hito-koto

     五木寛之 著「白秋期」、2019.1発行。百歳人生、50~75歳は白秋期。60代から始まる黄金時代。著者が振り返って、もっとも自分らしく生きることができたのが白秋期だそうです。健康、経済(お金)、孤独の3K(不安)を乗り越えて。著者が設定した道標は、コンパクトな生活、浪費しない、車の運転をやめる、粗食にする、自分本位の生き方をする など。健康、命、寿命に関しては、自分の体と仲良くいい関係をつくること。そのためには、いい加減に生きる、そしていい加減の手加減が重要と。また、深い呼吸を勧めていらっしゃいます。
     座禅、ヨガ、気功、太極拳・・・、すべて「深い呼吸」。本川達雄氏の「ゾウの時間 ネズミの時間」によると、哺乳類は一生に5億回の呼吸を。その観点からも「深い呼吸」を。
    続きを読む

    投稿日:2021.02.18

  • 有井 努 Tsutomu Arii

    有井 努 Tsutomu Arii

    人生を4つに分けて考えます。
    25歳までが「青春」
    50歳までが「朱夏」
    75歳までが「白秋」
    100歳までが「玄冬」

    人生100年時代では白秋期は晩年ではありません。
    むしろ人生の収穫期であると、著者は言います。

    その収穫期を実り多く過ごすためにどうするべき
    か。人生の先達である著者に学ぶ一冊です。

    例えば「定年後をどう生きるか」ではなく、
    「白秋期をどう生きるか」と考えると、なぜか
    大きな自由を手にいれたような気分になるのでは
    ないか。

    再就職で会社に居残るか、それとも新しい道を
    行くか。人生の最大の選択期をポジティブに
    捉えることができるのではないでしょうか。
    続きを読む

    投稿日:2020.08.19

  • kouhei0210

    kouhei0210

    何の気なしに、手に取って読んだ本。
    すばらしい。これからの人生の道しるべになったような
    気がしました。
    いろいろ、悩みというか悶々とした最近に対して、そういう
    世代であることを踏まえて、今後の灯明をもらったような。
    ある部分を読んだとき久方ぶりに、体に電流が走るというか
    丹田のあたりがぎゅうっとなって、下っ腹があつくなった
    感じを覚えました。
    50を半ばにして、なんとなく先を歩む道しるべの内容を
    もらった気がしました。
    続きを読む

    投稿日:2019.04.11

  • tokutaro

    tokutaro

    20190314 いつも自分の少し先にいてタイムリーに本を出してくれる。今回も同じ、キャッチャーな内容だった。無理なく読み易く分かった気にさせるのは相変わらず。白秋期、意識して玄冬に向かえればそれも人生。続きを読む

    投稿日:2019.03.14

  • murahiro9311

    murahiro9311

    50代からはじまる「白秋期」に収穫の実りを得るためには、毎日とどう向きあうか。 誰もが避けられない3K問題(健康、経済、老後の孤独)と、どのようにつきあえばよいか?86歳を迎える著者が、自らの実感を込めて贈る、人生後半の生き方のヒント。
    本書の目次より】 地図のない明日への旅立ち――まえがき
    1章 白秋期は人生の黄金期――六十代からはじまる黄金時代
    2章 たかがお金、されどお金――脱仕事主義のすすめ
    3章 長寿は幸福に能わず――病院に依存しない生き方のすすめ
    4章 ことわざの効用――巧言令色のすすめ
    5章 孤独のユートピア――慣習の絆を断ち自由に生きる
    エピローグ――あとがきにかえて
    人生を、青春、朱夏、白秋、玄冬の四つの時期に分けて考えれば、白秋期とは五十歳から七十五歳あたりまでの二十五年間である。その季節を私たちはどう生きるのか。
    白秋期は晩年ではない。フィジカルにはさまざまな問題を抱えていたとしても、いまの五十歳から七十五歳までの時期は、むしろ人生の収穫期ではないかと、私は思っている。――まえがきより
    続きを読む

    投稿日:2019.01.30

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。