【感想】天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

北野唯我 / 日本経済新聞出版
(263件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • taktak314

    taktak314

    今の組織の個別の顔を思い浮かべながら、読んで腹落ちできた。創造性、再現性、共感性の3つで整理している。全て持ち合わせていつつ、どの比重が大きいかで天才、秀才、凡人が決まる。人間関係を客観的、俯瞰的にみるのに使えそうな考え方。

    フレーズ

    「人は、完璧やから愛されるんちゃう。むしろ逆や。弱点をさらけ出すからこそ愛されるんや。

    人が一番思い悩む根本は、『自分の才能をコントロールしようとしたとき』なんや。

    凡人には武器がある。天才を殺すことができるナイフを持っている。そのナイフの名は『多数決』なんや」

    つまり、芸術と、科学と、モノづくり、この三つが重なって初めて『強い経営』はできる。

    仕方ないだろ、人生は配られたカードで勝負するしかないのさ』

    「天才は物理の世界で生き、秀才は法律の世界で生きる」

    その解決方法は一つや、『主語』を変えること。それがこの質問やな。『あなたならどうするか?』で聞いてみる。その上で『自分の想いを伝える』。

    「天才は、共感の神によって支えられ、創作活動ができる。そして、天才が生み出したものは、エリートスーパーマンと秀才によって『再現性』をもたらされ、最強の実行者を通じて、人々に『共感』されていく。こうやって世界は進んでいく。

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    投稿日:2024.02.29

  • naaga

    naaga

    自分も職場にいる天才を何気ない一言で潰してしまっているのかも知れない。
    天才・秀才・凡人とは一人一つ割り当てられているわけではない。誰でも天才である部分・秀才である部分・凡人である部分を持ち合わせている。自他共に、それぞれが持つその天才性を容易につぶしてはならない。と思った。続きを読む

    投稿日:2023.12.25

  • うみ

    うみ

    天才→創造性(自分/相手/家族や仲間)
    秀才→再現性(知識/善悪)
    凡人→共感性(存在/認識)

    多数決は「天才を殺すナイフ」

    天才とは、「自分に合った武器」を手にした上で「ストッパー」を外した人間
    説明能力が低い

    比率

    狭くて深い支持

    エリートスーパーマン
    最強の実行者
    病める天才
    サイレントキラー
    共感の神(根回しおじさん)
    全てを理解する者
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    投稿日:2023.12.16

  • オギノ通り

    オギノ通り

    ★タイトルの勝利★天才(創造力)と秀才(再現力)と凡人(共感力)のじゃんけんのような三すくみの状態を表現。うまい分類だが、中身を読んでプラスで得られる材料が限られてしまうのがもったいない。

    タイトル以外の分類でなるほどと思ったのは以下の追加分類。
    ・凡人=主語が人(自分、相手、私たち=家族や仲間)。主観の好き嫌い
    ・秀才=主語が客観(知識、善悪)。人のつくった良し悪し
    ・天才=主語が世界(世界は何でできているか、人々は世界をどう認識するか)。人を超えた存在や認識
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    投稿日:2023.12.16

  • Russian Blue

    Russian Blue

    私は凡人でしょう
    そう思っていたけどやっぱり凡人でした
    凡人が、どうやって天才を殺せる?
    そう思っていたけれど、あぁ、この方法なら確かに天才を殺せてしまうなと実感

    読んだら誰しも思い浮かべる誰かがいるはず

    天才も、秀才も、凡人にもそれぞれ悩みはある

    凡人で、凡人だからこそ
    天才と秀才をサポートできるようになりたい
    殺さないようにしていきたい
    続きを読む

    投稿日:2023.12.08

  • ホトケ

    ホトケ

    元はブログで物語風に解説してくれている本。
    大まかには創造性の天才、論理性の秀才、共感性の凡人の3パターンで更にそれぞれの組み合わせで新たなタイプが構成されている。周囲にいる人や著名人を当てはめてみると面白いかもしれない。
    三すくみの関係になっているのがポイントで大勢の凡人が天才の創造性を抹殺してしまう可能性は確かに歴史を紐解くと納得できる。
    ところでクリエイティブ能力皆無で論理学の本を見るだけで頭が痛くなり友人ゼロな自分はどれにも該当しなさそうな新タイプかもしれない。その場合は凡人以下ということで「ボンクラ」にでもなりそうだな…。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.16

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