コンテクスト・オブ・ザ・デッド

羽田圭介 / 講談社文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • りり

    りり

    羽田さんのイメージから、ゾンビものを連想しなかったので、衝撃で思わず手にとってしまった。ゾンビとは墓から出てくる生きる屍と思ってきたが、意図的に作り出すことのできるものだと、ここ最近のゾンビ事情からうかがえる。こういった世界があり得ないこともないのではないかと。ゾンビと上手く共存することが当たり前の世の中になったら…身近に感じて怖い。続きを読む

    投稿日:2021.05.11

  • maiaki

    maiaki

    このレビューはネタバレを含みます

    図書館にて。
    新型コロナが蔓延する現実の世界の中で、情報が隠蔽され理不尽な政策のせいで人災としか思えない状況、これは何かに似ていると気がついたのがゾンビ映画。
    もともとゾンビ映画は好きで何本か見ていたが、ステレオタイプの映画ほど当てはまる気がして笑える。
    ツイッターなどでも同じ意見が散見されたが、時間が経てば経つほどほんとそう思った。
    今までの現実ではとても考えられないようなことが起きているのに、わかったような顔をしてへらへらしてしまう人から始まる冒頭の部分は、平気なフリをしてしまう感じは正に今。
    平気な顔をしているうちに本当に平気なような気持ちになってしまう、周囲もそうだからと安心してしまうところなど。
    しかしながら他のゾンビものとアプローチが違う点は、ゾンビにならない条件として思考を上げている点だ。
    自分の頭で、自分はどうするか考える。
    当たり前のようで、全然当たり前ではない。
    思考しないことが当たり前のようになっている昨今において、そのことに警鐘を鳴らすアイテムとしてゾンビを出してきたとしたら、それをコロナウィルスに置き換えることで今の現在進行形の状況がくっきり浮かび上がる。
    ただ、ウィルスは思考と関係なく襲いかかってくる。
    ゾンビのように感染者もわかりやすくない。
    この現実の結末はどうなるのだろう。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.07.02

  • あきら

    あきら

    初羽田。芥川賞受賞後第一作ということで、羽田さんなりの文学の在り方なんかが語られている…のかな?現代作家(特に若手)には耳に痛いことも描かれていたりで、これに明確な答えを出せないならば直ちに辞めた方が良いでしょう。一番記憶に残っているのは…文壇バーであの大文豪を見かけたところ。このシーンは興奮しましたね(^^ 彼の肉声が聞きたかったなぁ。星三つ半。続きを読む

    投稿日:2019.11.15

  • kimmyjapan

    kimmyjapan

    世の中の文脈を汲み取ることへの風刺で突っ走った作品。考えてる風で、空気を読んだ、流された生き方じゃゾンビと変わらんだろと。言いたいことは面白かったけどちょっと強引な展開もあり。

    投稿日:2018.12.27

  • ヒューイチ

    ヒューイチ

    研修や集会の感想文を読んで研修の趣旨に沿った良い感想だ!と思った事がある。しかし似たような研修に出ていると『これ前に見たような気が?』と既視感に襲われる。
    研修の意図を汲み取って正解の感想を書く事が正しい事なのか、自分の心と頭に問いかけ感想を書くべきなのか・・・
    多数派は安全で少数派は危険 生物の本能とも呼べる何かに支配されている事の危険性に気がつかせてくれる小説です。


    突如ゾンビ発生!?ゾンビに噛まれた人はお約束通りゾンビになる!
    しかしゾンビパニックの一方普通の暮らしを送っている人達ががいたり、生活保護だの文藝賞のパーティだのと呑気な人達もいます。何人かの主人公達の視点に切り替わりながら物語は混沌とした方向に進んでいきます。
    続きを読む

    投稿日:2018.12.08

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