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ジュールズ・ハワード, 中山宥 / フィルムアート社 (16件のレビュー)
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まっちんぐ町子
生き物に対する考え方が変わった。ただ生物が死ぬことに対して可哀そうと今まで感じていたが、生命の循環の一部、生物の集団として進化していく過程を改めて実感した。人間は考える脳を持ち、自分たちを最良の生き物…と考えているフシがあるが、結局ほかの生物の進化の恩恵を受け、今があることを忘れないようにしたい。続きを読む
投稿日:2022.09.07
Go Extreme
Part 1 これはカエルの死骸です 1 宇宙における生と死 2 老齢と、幸運な一部を待ち受ける運命 3 バーチウッドの恐怖と嫌悪 4 遊離基の謎 5 これは死んだカササギです Part 2 実験用…ブタたち 6 テントの下のサーカス 7 性と死 ─ 死神との契約 8 ゴケグモ記者とコーヒーを 9 自殺:シロフクロウと体内に棲む藻 10 アカトビと娘の排泄物 11 ホラアナサンショウウオとグアノ 12 ホリット・グランドウィーバー 13 暗黒物質 Part 3 シタティテスの先端をめざす旅 14 死んだアリの運び出し 15 喪が終わるとき 16 人は不死を願うか? 17 いいえ、これはカエルの死骸です 終わりに続きを読む
投稿日:2022.07.08
あっちょぱす
小説的であって、すごく読みやすかった。 死の向き合い方は、動物学だとこんなにもあっさりしていて、まぁポジティブでもネガティブでもないのだなと。
投稿日:2022.02.13
FT
このレビューはネタバレを含みます
体裁はエッセイ風で、専門用語などもほとんど出てこず、とても読み易い。 生き物たちの営みを”死”という観点から改めて俯瞰する枠組みは期待を抱かせるし、イギリスでもゴケグモモドキにまつわるフェイクニュースが伝播したんだ…という話や、腐肉を喰らうコンドルの腸内環境についての説明、最近のアンチエイジングに対するアプローチなどなど、生き物ネタから派生する豆知識を色々と知ることができ、素直に「ほー」と感嘆する。 が、シヴィアな言い方をすると得たものはそれだけ、というか、小さなトピックスを四方山話として積み重ねることに終始し、冒頭で著者がぶち上げた”生き物はなぜ死を免れる方向に進化しなかったのか”という大命題に、結局のところ答えていないことが気に掛かり、本書を通じて貫かれる背骨のようなものが見当たらなかった。 ここは著者に責任があるところではないが、邦題に”動物学者”という言葉を入れる以上、ただの動物好きでは与り知らぬ専門的な見地からの考察をもう少し読みたかった、と切に感じる。 「パラサイト・イヴ」の方がよっぽど興味深くミトコンドリアの働きを紹介していたような。
投稿日:2021.02.11
かおり
ポピュラーサイエンス、っていうジャンルの本らしい。そう書いてあったから、そうなんだな。『バッタを倒しにアフリカへ』とか『鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ』とかが該当するのかしら?だとすると、結構…、好きであれこれ読んでる気がする。その中では、あんまり響かなかったなー。イギリスの生き物とか文化とかの事情に明るくないからかな?笑いのツボが違うからかな?でも、「死」もまた生の円環の一部なんだな、っていうのは感じられた。おんなじことアシタカも言ってるけどね。続きを読む
投稿日:2020.11.24
elephas
人間誰しも1度は考えたことのある「死」というテーマ。 それは様々な謎を我々に与えてくれるものだが、どれも正解に至るのは難しい。 その「死」というテーマに対し、化学的・物理的、そして生物学的に捉え、多く…の専門家たちとの会話の中で研究を進めていくこの本の内容はとても興味深かった。結局結論は明確には出ないが深く考えさせられた。 色々な動物が登場し、それぞれの特徴が事細かに記されており、動物好きには人生で必ず読んで欲しい1冊と感じた。続きを読む
投稿日:2020.03.10
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