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恩田陸 / 講談社タイガ (36件のレビュー)
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総合評価:
理科好き
おどろおどろしさのなかで
夏休み前に転校したばかりで知り合いもほとんどいない中、ある場所に行くことを強制される。 そこには同じ市内から高校生だけが数名集められていた。 小さな事件な疑心暗鬼になりながら、明らかになった本…当の理由とは… 8月の冷たい城 と対になる話ですが、必ずこちらから読んでください。続きを読む
投稿日:2018.12.01
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桜餅
懐かしくなるようなどこか哀愁漂う田舎の夏の描写と、林間学校の招待状が渡され、意味もわからず「夏の城」に閉じ込められるという物語の不思議さに魅了された。ラストも良かった。 ━━━━━━━━━━━━━━━…━━━━ 坂道と石段と石垣が多い町、夏流に転校してきたミチル。 六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。 終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。 思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城―夏流城での林間学校への招待状が残されていた。 ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。 城には三つの不思議なルールがあった。 鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。 三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。 水路に花が流れたら色と数を報告すること。 少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。続きを読む
投稿日:2024.01.11
りん
いきなり「みどりおとこ」が出てきたら驚かない方がおかしい。知らない方が幸せ以前の事な気が… ファンタジーなのかと思ったら、現実の話と言うことが一番驚いたかも。設定が面白い。 八月…も読んでみよう。
投稿日:2022.12.08
気怠い妻
最初の方のファンタジー感のある雰囲気が最高に好き。(ブライト系の眩しくて爽やかな感じと、光のレースみたいな優しい生成り色。花の鮮やかな赤。みたいな世界観。) 風景と色彩の描写が私とカッチリはまってすぐ…にこの世界へ入り込めた。みどりおとこは不気味すぎる。 前半はうわぁ〜!っと、まんまるの目でワクワクしながら、後半はあ〜、なるほど。と冷静になる。続きを読む
投稿日:2022.06.10
サクラサク
このレビューはネタバレを含みます
(2021.10) いつも私の本の世界を広げてくれる司書さんからオススメされた本。 大事に読み始めてみた。 ホラーなの? えっ?処理? え?苦手なホラー? とドキドキハラハラして読みすすめて 最後には、あーそーゆーことかぁ〜と、ストンと落ちた。 短い割には読み応えがあって、城の雰囲気も花の美しさと情景がとてつもなくキレイで、切なくもあるけど読んだあとに浸ってしまった。良い本に出会えて、そんなきっかけを作ってくれた司書さんにまた感謝だな〜❤
投稿日:2021.09.23
ぶるりん
話の内容は短くて、読みやすい。 短い割には読み応えもあった。冷や汗が出るようなお話かと思えば ちゃんと現実話で、そういうことね〜という感じ。 サクッと読めて、ちょっと気分転換になったかな。 恩田陸さんの本を読んだ、という満足感がある短編でした。
投稿日:2021.07.18
タケ
ホラーファンタジーかと思ったらちゃんと筋の通った普通の話だった…コロナ禍の今読むとうわぁ…となる。娘にしか会えないのは謎なんだけど。そしてこれは次の巻に続くのか…恩田作品は突然尻つぼみになるからここで終わってもいいんじゃないかな、と思った。少年の登場をなくしても話として十分成り立つからなぁ。続きはどうなるかなぁ…
投稿日:2021.06.30
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