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佐藤究 / 講談社文庫 (103件のレビュー)
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総合評価:
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NSFM
最近激ハマりしている佐藤究さんの江戸川乱歩賞受賞作品。 「テスカトリポカ」「Ank」を読んで知性と狂気の入り交じった世界観に引き込まれている。 今作品もやはり知性と狂気の飛び抜けた物語で、新しい未知…の知識が自分に入り込んで来るかのような感覚を覚える。 それは深層心理のだいぶ奥深い所を刺激させられる物で、異物感、狂気を含んだある意味では触れない方がいいもののような激情とも感じられる。 一言で表すと「不気味」 それを圧倒的な文章力で描ききっている。 天才だと感じている。 人間という生物を怖いくらいに知っている方だと感じる。生物学(人間学)的にも理学的にも精神学的にもあらゆる方面から人間を炙り出してくる。 知ってたのに知らなかった事に、見ていたのに見なかった事に、この作品を読んで恐ろしくなった。 知らなければよかったかも、知った上で考えなくてもよかったのかも。 知れば知る程、考えれば考える程、ドツボにハマる。そしてまた読み進めるの繰り返し。一つ一つ感情が沸き起こるが考えては静まっていく。 作者の言葉を借りるならばそれこそが自分にとって絶後の畏怖(ダムナティオ•メモリアエ)。 考えては静まり落ち着きまた次に進む。 読後総合的に考えてみれば気味が悪い後味、不気味さが多面的に黒々と光を吸収する黒曜石のような作品だった。 読者の自分からすれば作者こそ恐怖。天才という畏敬。知性と狂気を同時に持ち合わせ同時に展開している。 そこに惹かれる自分。自分も知性と狂気を望んでいるのに違いない。 そんな気持ちのまま、書店にて作者の「幽玄F」に手を伸ばしている、なんだか恐ろしい。 続きを読む
投稿日:2024.04.11
Bフォレスト
このレビューはネタバレを含みます
不可思議な設定で興味をもって読み進めていったが哲学的な表現と現実感に乏しい設定が最期まで嵌まらなかった。 それぞれの登場人物に感情移入できなかったのも大きいかな。 初読みの作家さんであったが個人的にはちょっと合わないと感じた
投稿日:2024.02.25
angel dust
途中までのグロ表現や、重苦しい雰囲気で膨らんでた最後への期待が、急にラノベぽい設定のオチで吹き飛んだ感じ 少し虚しい気持ちで読み終えました 他の方が言うようにトンデモ設定、トンデモ展開が自分に合わな…かっただけかもしれない そういった設定が好きな人はすごく楽しめる作品だとは思います 先にも書いたけれど少しラノベぽい雰囲気。表紙とか文体とかとは少しチグハグな感じがする、それが良いのかもしれない、分からないけど続きを読む
投稿日:2024.02.13
yoh
こういうぶっ飛んだ作品が読みたくなる時、ありますよね。 トンデモ設定、トンデモ展開ではありますが決して読みづらくないのが不思議。 ところどころポップなんですよね。
投稿日:2024.02.12
さくら
グロいところもあったけれど、個人的には非常に好みな設定だった。 文章が上手いのでするする読める。 他の作品も読んでみよう。
投稿日:2024.01.10
haji07-2023
11月-20。3.0点 主人公の女子高生、猟奇殺人者の一家。ある日、兄が惨殺され母が行方不明に。父親に疑いの目を向けるが。。 うーん、150ページから250ページあたり、抽象的な感じで時間かかった。…その後は一気に進んだ。 自分には、説明文が難解な感じだった。続きを読む
投稿日:2023.12.01
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