【感想】魔法使い黎明期 劣等生と杖の魔女 電子書籍特典付き

虎走かける, いわさきたかし, しずまよしのり / 講談社ラノベ文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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  • 黎明の魔女ロー・クリスタスが際立っています。

    落ちこぼれ生徒セービルが主人公なのだろうけど、黎明の魔女ロー・クリスタスのキャラがものすごく目立ってる。ひょっとして題名の「魔法使いの黎明期」の黎明というのは「黎明の魔女」から取ったのかもしれない。ロー・クリスタスは300歳を超える魔女なのに、その容姿は少女。零れ落ちそうな大きな目、かかとに届きそうな長い蜂蜜色の髪、髪は紫色の飾り紐を編み込んで、紐は目をみはる真球のガラスで留めている。真球のガラスの中には薄緋色の花がふんわりと咲いている。服の随所に真球のガラスで作った装飾品をつけている。ふっくらとした頬はバラ色で、驚いた猫のような丸い目は何色とも表現できない不思議な色合いをしている。ロー・クリスタスの背は低く、セービルの胸あたりまでしかない。手にした杖は体に不釣り合いなほど大きく、拳ほどの黒い真球がはめ込まれている。この杖ルーデンスは「魔女食い」と呼ばれる杖の形をした悪魔なのです。魔杖ルーデンスは、契約者であるロー・クリスタス以外が持つと、その者の魔力を全て吸い尽くしてしまうのです。どうですか。なかなかのキャラ設定ですよね。この物語は、この黎明の魔女ロー・クリスタスが泥闇の魔女ゼロに会わしてもらうという約束のもと、落ちこぼれ生徒達を魔女の村まで引率する話です。クライマックスの、ゼロとロー・クリスタスの出会いの場面はとにかく圧巻です。続きを読む

    投稿日:2022.01.22

ブクログレビュー

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  • のしろ

    のしろ

    「ゼロから始める魔法の書」の続編!
    前作ファンはもちろん、未読でも読める仕様。
    ラノベとは思えないほど細かに設定があって、厚みのある作品だけど、
    魔女も獣人(本作で言うところの獣堕ち)も、魅力的なので、キャラ小説として気楽に楽しめるところが良い。
    強いて注文をつけるならば作品名が、、、、前作の作品名が好きだったのでとても残念。

    続きを読む

    投稿日:2018.09.09

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