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J・D・バーカー, 富永和子 / ハーパーBOOKS (30件のレビュー)
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don
シカゴを震撼させてきた四猿と呼ばれる殺人鬼、警察は長年奴を追ってきたが、そうだと思われるオトコがバスに轢かれて死んだ。しかも自殺らしいが、所持品には本人の日記と誰かの耳があった。最後の犠牲者は誰なのか…、どこにいるのか、調査を始めながら、四猿の日記を読み進んていく。 ネットて評判が高く期待していたが、600ページと長く、合間に猟奇的なシーンがはさまれ、途中で読むのがつかれてしまった。三部作のはじめで紹介のような話だからか犯人にレクター博士のような魅力を感じなかった続きを読む
投稿日:2024.04.01
avec toto
レビューの評価が高かったので期待し過ぎてしまったせいか、それほどでも…と思ってしまった。 猟奇的な面は確かに突き抜けているように思えるが、悪さをする人が、出てくる人皆ただただ嫌なやつで、もっと繊細な面…もある、とか、多面性があるとより面白いのかもなぁと思ってしまった。 外国物はサバサバしているので、日本物のようにねっとりと悪くない感じというか。 それでもやっぱり続きがやや気になるので、続きを読むかもしれない。続きを読む
投稿日:2023.05.20
bosch
視点を変えつつ、テンポよく物語が進むのはいい。 ただ、最初から見込み捜査を行い、犯人に手玉に取られる捜査陣はあまりにもお粗末。 視点の切り替えも、映画なら頻繁でも良いが、本だとたいして変化もない視点も…描かれてかえって緊迫感が薄れてしまった。 それでも、一気に読ませる筆力はあるので、次回作に期待。 映画化には最適では?続きを読む
投稿日:2023.04.16
りおん
このレビューはネタバレを含みます
面白かった。 良くも悪くも、ザ・サイコサスペンスみたいなところはあったし、犯人も結構すぐ気づけてしまうけど、とにかく先が気になる展開で600ページをあっという間に読み終えた。 現代の事件と、四猿の過去の日記が交互になっているので、飽きがきにくくテンポ良く読めるのかなと。 ずっとハラハラ感がある。 とくに日記は面白かった。 結構グロめで拷問なので苦手な人もいるとは思う。 それといくらなんでもこんなぶっ飛んだ家庭環境ある??みたいなことは思ったし、最後の方は勢いありすぎて怖いというよりかは若干笑えてしまったけど。 ラストの贈り物は良かった。 紳士ぶったサイコパス殺人鬼がお気に入りの人間相手にやりそうなこの感じ。 これは三部作らしいので、今後四猿とサムの関係性がどうなっていくのかも気になる。
投稿日:2023.02.28
あっちょぱす
久々に一気読みするミステリーを見つけた。 文中にも親切に登場人物のメモが出てくるが、それがなくてもわかりやすく読めた。 いろんな伏線がちらばめられている事も十分わかったため今後が楽しみです。
投稿日:2022.03.31
土瓶
久しぶりに本格ミステリーが、どうせならサイコな海外物が読みたくて手に取りました。 シカゴを数年にわたって震え上がらせた連続殺人鬼「四猿」。 その手口は三猿の 見ざる 聞かざる 言わざる にちなんで、誘拐した女性の耳を切り取り、眼球をえぐり、舌を切り取り、それらを順番に小箱に入れて家族に送り付け、その後に殺害した遺体を放置するという残虐なものだった。 その「四猿」が自殺!? 自殺した「四猿」と思われる男が所持していた小箱には、新たな被害者の耳が入っていた。 被害者を捜しながら「四猿」の思惑にはまっていく刑事たち。 そして……。 う~ん。 定型、とまで言わないが、良くありそうなストーリー。 足りない。 なにかがもの足りない。 首を傾げたくなるところもチラホラ。 サイコサスペンスにしては、悪い意味でキレイすぎるだろうか? もっと狂って、狂気や憎悪をぶちまけてほしかった。 ちなみにこれは完結はしていますが、続編、続続編と、三部作になっているらしい。 続編を読むかどうか、微妙なところです。
投稿日:2022.01.27
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