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村田沙耶香 / 河出文庫 (251件のレビュー)
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総合評価:
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ひろC
このレビューはネタバレを含みます
村田沙耶香さんの作品を初めて読んだ。 これが村田沙耶香ワールドなの…?ハンパない 恋愛、結婚、性、生殖 全ての概念がそれぞれで独立している世界の話 夫婦間の性行為を近親相姦と呼んで忌避する。男女関係なく妊娠して、生まれた子供は全て施設で管理して育てる。全ての人類が"おかあさん"である。 1万年後とかにはこんな世界になっているかも…と薄ら思えたりもする。 狂気的な世界だー 個人的には、男だから好きとか女だから恋愛対象じゃないとか、自分はそういう概念を捨てた気で生きているつもりだから、考え方やシステムは分からんでもないなと思って読んでた。 けど家族も恋人も構成員は男女で描かれていて、多分そこが若干の違和感だったんだな。 しかしそれは自分の理想の世界の押し付けであって、この本の世界はその点をメインにしてるわけじゃないなと思い至って納得した。
投稿日:2024.04.13
ぬ
性的すぎて通勤電車で読むには不向きだった。 どうも「あけすけに書いてやったわよ!」というドヤ顔がチラついちゃって、ううむ。 まあ、自分が苦手な表現だっただけで、普通に淡々とした描写なので、抵抗ない人に…は気にならない程度かと。 近未来の「家族は生活共同体、恋愛は外、セックスは衰退」は、有り得る形かもね。続きを読む
投稿日:2024.04.10
みー
主人公はちゃんと順応できるのに何が嫌だったのか。 今の時代晩婚化が増えてるとはいえまだまだ結婚したい!と思って焦っている人が多い仲で こういう世界になればそんな悩みが1つなくなるんじゃないか。私自身は…自分で独身を選んでるつもりだけど仲良い子が結婚、出産の報告を聞いた瞬間は なんとも言えない気持ちになる。 こっちの世界はまだまだ順応できそうにないけど あっちの世界はもうすぐそこまできてるんじゃないかと思った。続きを読む
投稿日:2024.04.05
ういす
ヒトだって動物だから、種の繁栄のための性欲があったりする。 (性欲が無かったり、種の繁栄に繋がらない性欲があったりするのも人間の多様性) 動物としてはもしかしたら、強いオスが色んな人と交わって優秀な遺伝子を残すのが自然なのかもしれない。 けど、不特定多数と子供を作られてしまうと、これまで社会の単位としてきた家族が崩れてしまって秩序の維持に困る。 そこで生まれた管理制度が、一夫一妻の結婚なのだろう。 この小説の世界では、ヒトは科学的な性行為(人工授精)により繁殖をする、というのが正しい性として認識されている。 それだけで、愛、性、生殖の一致するカタチとしての夫婦は不要となり、不貞行為なんて概念も無くなる。 助け合って暮らすだけならば、相手は誰だって構わない。 夫婦での性は近親相姦として嫌悪され、生殖行為が不要になって残された性欲は、各々にパートナーやキャラクターで処理するようになる。 物語が進むと科学は更に進歩し、男性も出産が可能になる。 生殖のための性欲は不要となり、クリーンルームで手軽に排泄できるようになる。 こうしてめでたく、家族という縛りも不要となり、「おかあさん」と「子供ちゃん」の楽園(エデン)で人類の繁栄は続くのだろう。 現実では人類はそこまで進んでいない。 多様性が叫ばれる昨今でも「世界に一番適した狂い方で、発狂するのがいちばん楽」なんだろう。
投稿日:2024.03.31
なつほ
ラストの終わり方がモヤモヤ。 全体的には考えさせられる事も多く面白かった! サクサク読めてすぐに読み終わる。
投稿日:2024.03.23
ももんが
恐ろしいけど、リアルだった。 推しを作って性欲の代替にすることや、恋愛をしなくなることや、セックスレス、人工授精、はもうすでに今の世界にもあって、それは悪いこととはされていない。何が正しいかなんて、生きている時代によって違うし、どんどん変わってもいる。この小説の世界までいかなくても、これに似たような現象はもう起きている、ように思う。 私たちはどんな未来に向かっているんだろう、、、と、怖くなった。
投稿日:2024.03.17
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