禅とジブリ

鈴木敏夫 / 淡交社
(19件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
7
8
2
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ブクログレビュー

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  • ありんこゆういち

    ありんこゆういち

    禅には特に興味無く、ジブリは作品には興味あり、スタッフには興味なし。しかしこれが並ぶと「うん?」と違和感から手が伸びました。
    宮崎駿監督、高畑勲監督の作る作品のプロデュースを長年続けて来た鈴木氏がどう禅と繋がるのかが気になったのだと思います。
    禅というのはは自分自身と向き合う事なんだと思っていますが、概ねその通りの事が書いて有ります。
    対談相手が僧侶なのですが意外と大したこと言っていないので雑談感がすごい。
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    投稿日:2021.03.05

  • dsukesan

    dsukesan

    このレビューはネタバレを含みます

    ジブリのプロデューサーの鈴木さんと禅僧の対談。
    ジブリ映画を契機に禅の話がとても分かりやすく語られる。禅の言葉と、ジブリ作品の中で描かれた禅的なものが語られていて、とても興味深い。
    今、目の前のことに集中すること、足るを知ること(すなわち、不要なものはすてること)の大切さを改めて学ぶ。理想の自分にとらわれると、現実の自分がみじめになってしまう。だから、今、目の前の事に集中することが大切ということ。
    そして、本来無一物。全ては縁によって成り立っているので、自分一人でゴールまで行くのではなく誰かにバトンを渡すというスタンスでいればよいという言葉に感銘を受ける。なんでも、一人で全てやろうと思わなくてもよいし、それは思い上がりだと知る。この本来無一物という言葉が、小説宮本武蔵にも出ていると言われており、再読しようかと思った。
    「両行」:対立するもの両方をそのまま生かしておくと、必ず何かがうまれてくる、という考え方が説明されていて、救いを感じる。これは、平川克己の「21世紀の楕円幻想論」での語られた貨幣経済と贈与・全体給付の対のバランスをとるということの基本になるという気がした。
    また、怒りもエネルギーの源だから、完全に捨て去るのではなく、怒りをどの程度自分の心に残すかがカギであるという禅僧の言葉には、驚いた。
    そして、禅のすべては「着て」「食べて」「出して」「寝る」。ああ、その通りだという横田南嶺老子の言葉は平明で、そこに集約して考えれば、迷いがなくなるような気がした。
    しかしながら、荘子の一節で「一切をあるがままに受け入れるところに真の自由がある」というのは、とてもとてもたどり着ける気がしなかった。

    とにかく学び、気づきの多い一冊。何度でも読み返そうと思う。

    心に残ったのが次の言葉たち。
    ・即今目前
    ・放下著
    →いろいろと放り出して、目の前のことに集中せよ
    ・前後際断
    →過去も未来もどんどん捨てろ
    ・小説 宮本武蔵の中で、「本来無一物」という言葉が出ているということ。本来無一物とは、自分は何も持っていない、全ての縁によって成り立っていること。「金も名誉もすべて手放せ」と言っているのではなく、自分が無一物であることを認識すると、悩みも自分の影法師である、と。

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    投稿日:2020.12.16

  • 八幡山書店

    八幡山書店

    禅宗の僧侶とジブリプロデューサーの鈴木敏夫さんの対談を書籍化したもの。
    以下記憶に残った言葉

    「それは理想とする自分がいて、そこから今の自分を見ているからでしょ。そうじゃなくて今、目の前のことをちゃんとやりなさいよ。」
    →これにはハッとさせられる。少し前の自分は現在の職場に漠然とした不安と不満があり、転職してステップアップしたいと考えていた。あの頃は理想とする自分がいて、そこから現在の自分を見て絶望していたのだと思う。それだといくら頑張っても今の自分に合格点を上げられないんだよね。ようやく分かりました。

    「宮崎駿も色々なものに影響を受けていて、影響って、いわば真似ることじゃないか。誰にも真似できないって主張するのは違うのでは」
    →仕事は真似することが大事。人の真似をすることはオリジナリティがないと思うかもしれないが、真似というのは必ずする側の脚色が入り混じるわけで、それゆえ同じものにはならない。真似は悪いことと思われやすいが、それは違うのだと思う。

    「自我は自分だけがという心。自己はじっくりと見つめるべき対象」
    →自我を捨てて、自己を見つめよ。自分があれこれしたいという煩悩は捨てて、周りの中での自分をじっくりと見て、行動しなさいということ。ギブアンドテイクというのは見返りを求める欲求が含まれるので自我が含まれる。ギブアンドギブの精神を持つことは周りの中で自分の役割を考えて行動するということ。これをできるようになれば、良い人間関係が築ける。
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    投稿日:2020.10.25

  • のんびりゆったり

    のんびりゆったり

    「間 」やほどよい距離感のようなことが思い浮かびました。鈴木さん、宮崎さん、高畑さん、それぞれの違いがわかって面白い。受け身ではだめだと思っていたけど鈴木さんの発言を読んで、そうとも言えないことに 気づきました。でも単なる受け身ではなく攻撃的受け身。その域まで行ってみたい。ちょっと努力が必要ですね。続きを読む

    投稿日:2020.09.22

  • moe525

    moe525

    鈴木さんにとって
    宮さんとの会話
    映画を作る仲間との交流
    そのできる映画のストーリのなかの一場面

    禅問答をした先に 映画があり
    鈴木さんの不思議な人生観があるんだなと

    プロデューサーとしての
    イメージがかわった


    しかし 宮さん 鈴木さんがいないと
    宮崎駿の世界を作れてないのかも
    なんて 感じちゃった

    普段 流している なにげない日常も
    禅は あると気づけたいいなと
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    投稿日:2020.07.13

  • たば

    たば

    ジブリのプロデューサーである著者と3人の禅僧との対談全5回を収録した一冊。禅についての問答もありますが、それよりも対談の雰囲気自体から学ぶことが多いです。遠慮のない、開かれた対話。この態度が禅なのだなと。加えて、時折挟まれる宮さんのエピソードも楽しい。続きを読む

    投稿日:2020.02.23

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