【感想】日本人のこころの言葉 鈴木大拙

竹村牧男 / 創元社
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • キじばと。。

    キじばと。。

    鈴木大拙の39のことばを引用し、その意味をわかりやすく解説している本です。また巻末には大拙の生涯をコンパクトにまとめた文章も収録されています。

    著者は、大拙の思想の継承者である秋月龍珉の弟子であり、いわば大拙の孫弟子にあたる仏教研究者です。大拙の禅理解に対しては、実証的な仏教学の立場から批判がなされており、近年では沖本克己の『禅―沈黙と饒舌の仏教史』(2017年、講談社選書メチエ)で厳しい評価がくだされていますが、大拙の思想が彼独自のものであるとしても、近代日本の思想史・宗教史において重要な位置を占めることはたしかだといってよいでしょう。本書は、大拙の思想を示す章句を紹介し、大拙の禅思想の世界へと読者をみちびく手引きとして、良書なのではないかと思います。

    たいへんコンパクトな本なので、この一冊で大拙の思想がわかるというわけにはいきませんが、すくなくともその魅力の一端に触れることができたように感じました。
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    投稿日:2020.04.11

  • 宮本知明

    宮本知明

    「ひじ、外に曲がらず」。不自由がそのまま自由であるということに救いがあるということを本当に理解するには、自分ら自身が真にその内実に迫るべく体究錬磨しなければならない。因果を否定することはできないが、因果というものに素直に従うことが、すなわち、因果を悟るということ。これこそが大拙の徹底した悟りの境地。続きを読む

    投稿日:2019.09.07

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