【感想】あの家に暮らす四人の女

三浦しをん / 中公文庫
(227件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
24
78
80
15
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • まる

    まる

    女4人の日常がほんわかと描かれていくだけかと思いきや、意外な展開に驚いたけど、最初から語りに違和感を感じてたので納得。
    テレビドラマ化はすでにしているようなのでそちらも見てみたい。

    投稿日:2024.04.06

  • フジこ

    フジこ

    途中ファンタジー要素もありコミカル。
    三浦しをんさんの作品にしては好みではなかったけど
    私もこんな暮らししたいなぁ

    投稿日:2024.03.28

  • たんば

    たんば

    不思議な関係性の女性達四人の同居物語。
    性格も関係性もバラバラな四人の、生々しい生活に垣間見える思いやりがとてもあったかくて優しい。そして、舞台となる洋館のような家、皆で囲むごはん、季節の変化とともに花見や花火を楽しむ生活、たまに起きるハプニングがとても羨ましく、自分も一員として加わりたくなる。(あの事件には遭遇したくないが)
    思わぬ登場人物、展開が楽しくて、続きが気になる!続編が出ないかなと期待するけれど、とりあえず今は、私の想像の中で四人"たち"に幸せに暮らしてもらう。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.17

  • summer

    summer

    三浦さんの描く人間関係は、寄り添い過ぎない距離感で、ほんのりと温もりを感じる事ができて大好きです。どんな境遇の登場人物に対しても、平等な描き方…とでも表現したらいいのか。淡々としているようで、終盤は物語の展開も大きいので、読み応えがありました。続きを読む

    投稿日:2024.02.22

  • K

    K

    1つの家で暮らす4人の女たち(母娘と、娘の生徒2人)の半年間の日常。だらだらと読めるドラマで、ぜひドラマ化してほしいと思える、そんなほっこりする瞬間、ドキドキする瞬間が散りばめられている。ただ、女が4人集まったからといって常に恋愛トークに花を咲かせているわけではない。むしろ恋は多くないほとんどが中年・更年期の女たちである。ただ、少ないながらも出会う人のありがたさ、一期一会を滲ませている。
    一番大きなテーマは、家族の形と父親であろう。のほほんとした物語の中で、その主題がどんよりと光っている。
    ただ、読んでいて驚いたのは、突然予期していない登場人物が話し出すシーンがあること。(ネタバレを避けるために、細かい言及は避ける)あまりに突然で、読者はちょっと置いていかれる。心しておいた方がいいかもしれない。
    それがあったとしても、息抜きにクスと笑えて楽しいドラマだ。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.17

  • coyamayaco

    coyamayaco

    途中で語り手がカラスになる場面がある。なるほどだから表紙がカラス。気高きカラスの王風味なのに、建て替え反対運動に協力してくれる実は世話焼きカラス。

    DVストーカー男を美化する描写がでてきたら読むのをやめようと決意していたけど、雪乃のおかげで最後まで読めた。
    雪乃みたいな友達いいな。憧れる。

    老後の理想形のひとつだと思う。
    気の置けない同性の友人とルームシェア。一人の時間も必要だけど、くだらない話を聞いてくれる相手もほしい。
    お互いの距離感が同じというか。お互いを縛り付けるものは何もないというか。理解不能な領域があっても流せてしまう自由な関係。まずね、そういう関係の相手が存在するかどうかなんだけど。ヤマアラシのジレンマ状態続くよね。

    鶴代と佐知の関係。親からみたら子どもはいつまでたっても子どものままなんだなあ。なんだか危なっかしくて、そこがまだまだ可愛くて。そして子どもからみたら親はうっとうしくて、でも邪険にできない。
    鶴代の年の取り方も羨ましい。鶴代のように心身共に元気な老人になりたい。

    山田さんはなんなんだろうね。
    それから佐知のお父さんね。なんなんだろ。

    昭和時代の「男は外で稼いで、女は家庭を守る」という考え方は、女性だけでなく男性も苦しめる。本当にそう思う。こうあるべきに捕らわれると、誰も幸せにならないな。失ってから気づいても遅いよ、神田くん。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.11

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。