【感想】宇宙の「果て」になにがあるのか 最新天文学が描く、時間と空間の終わり

戸谷友則 / ブルーバックス
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
3
4
2
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  • 宇宙の全体像を見せていただきました!

    時間的にも空間的にも果てしないほど大きな宇宙を感じました。
    重力を含めた統一理論の完成が楽しみです!

    投稿日:2018.12.21

ブクログレビュー

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  • bushxx

    bushxx

    ワタクシ最近とみに宇宙論が好きで、仕事リタイアしたら大学行って宇宙論の勉強したいと割とガチで思っています。この広大な宇宙のことを考えてるのに、ビッグバン突き詰めていくとめっちゃミクロな素粒子の話になっちゃうとか、ダークマターの正体を探っていくとやっぱり素粒子の話になっちゃうとか、アインシュタインが自分では「生涯最大の失敗」と言ってたらしい宇宙定数がダークエネルギーに関係してるかもしれないとか、不思議というか、ロマンがあると思いませんか。

    本書は「宇宙の果て」がテーマで、中身はちょっと我々素人がこのテーマから期待するような内容とは少し違うのですが(とはいえ、どうして違ってしまうのかの説明はちゃんとされています)、宇宙論の色々なトピックが網羅されていて、ほんの少しガンダムやスターウォーズのネタもぶっ込まれていて読みやすかったです。
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    投稿日:2024.01.26

  • 晴ぼん

    晴ぼん

    古本市でふと手に取った本。期待を良い方に裏切られ、非常に面白かった。
    宇宙が膨張しても自分は膨張しないとか、ビッグバンの直後のインフレーションは普通の膨張とは全く違うとか、ダークエネルギーに関してはまともな仮説すらないとか、色々知らないことがあるのがわかった。
    今後十年ほどでダークマターが観測される可能性があるというのも知らなかった。ニュースを楽しみにしたい。
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    投稿日:2023.11.26

  • 文音こずむ@『はじめての』文芸部1期生

    文音こずむ@『はじめての』文芸部1期生

    宇宙の成り立ちから更には今後人類が挑戦しなければならない、もしくは打ち止めになりそうな宇宙の果てを見渡した本。途中の科学お馴染みギャグやボヤキもたまらなく面白い

    投稿日:2023.06.07

  • モチヒロ

    モチヒロ


    ■視点

    「宇宙の果て」とは空間だけでなく時間方向も考えて、「遠方・過去・未来」の3方向に向かって宇宙はどこまで広がるのか、という問題になる。
    18




    前半で過去=観測可能な宇宙の果て
    最後で未来の話


    ●第9章 宇宙の将来、宇宙論の将来

    暗黒エネルギーによる宇宙膨張の加速
    222


    人類にとっての究極の危機は陽子崩壊

    10^34年経つと陽子が崩壊

    われわれの生命活動を担う物質がすべて消滅してしまう
    宇宙に残されるのは、光(電磁波)とニュートリノ、ブラックホール程度。暗黒物質も残っているかもしれない。われわれが生き延びるには、それらのみを利用した生命体に進化する必要がある。
    228
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    投稿日:2022.11.02

  • reso100

    reso100

    興味ある題名に惹かれて読んだが難しい!水素やヘリウム以外の元素ができることで我々が存在しているのだが、その辺りにはまだはっきりしない問題が残されているようだ.暗黒物質と暗黒エネルギーがこれからの解明するべき重要課題を位置付けているが、いずれにしてもかなりの時間がかかりそうだ.あらゆる分野の学問の成果で問題が解明され、さらに新しい問題で出てきて、またそれに取り組む.科学者たちも大変だと認識できた.粒子にかかわる4つの力について、分かりやすい説明が発見できてよかった.(p89)続きを読む

    投稿日:2019.04.10

  • ブル本

    ブル本

    様々な意味の「宇宙の果て」が考えられて、現代科学がその答えにどこまで迫っているか
    宇宙論や天文学の基礎知識が無くてもわかり易く書かれている
    ちょいちょいはさまれている、アニメやテレビネタでさらに読み易い(笑)

    宇宙(地球、人間)の将来
    途方もなく遠い未来の先の話しだけど、その時宇宙は人間はどうなっているのかな?と思いを馳せ

    子どもの時に真面目に「宇宙の果てってどうなってるのかな?」と考えて果ての果ての果て…なんてエンドレスになってほんと眠れなくなった時もあったので
    どちらかというと「相対論」やら「量子論」なんて苦手中の苦手でしたが、そんな基礎知識のない私にも読み易い!とても面白かったです!

    464億光年:観測可能な宇宙の果て(光が届く範囲)→「空間的な宇宙の果て」の極々わずかな世界

    膨張あるいは収縮するダイナミックな宇宙

    未踏の領域、フロンティアを探求する多くの先人たちによって少しずつ拡がってきた人類の知識や到達範囲(果て)の限界


    明月記

    地球上における地平線までの距離の求め方
    R:地球の半径 6400km
    h:視点の高さ
    H:地平線までの距離

    三平方の定理より
    H²+R²=(R+h)²
    H=√h(2R+h)≒√2Rh
    続きを読む

    投稿日:2019.03.07

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