【感想】ホラー映画で殺されない方法

セス・グレアム=スミス, 入間眞 / 竹書房
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
3
5
3
2
0

ブクログレビュー

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  • ますたぁ

    ますたぁ

    もしホラー映画の登場人物だった場合に最後まで生き残るハウツー本
    典型的な死亡フラグとその回避方法など

    以下、公式のあらすじを読めば大体のテイストは味わえると思う

    -----------------
    死にたくなければ、これを読め!

    ベストセラー『高慢と偏見とゾンビ』『ヴァンパイアハンター・リンカーン』を執筆し、
    『IT/イット “それ"が見えたら、終わり。』をプロデューサーとして大ヒットに導いた
    セス・グレアム=スミスが贈る――最高に実用的なサバイバル・ガイド

    ★ホラー映画の巨匠??故ウェス・クレイヴンの〝謝罪文〟付き!

    ホラー映画??そこには幽霊、ヴァンパイア、ゾンビから、連続殺人鬼、人喰い、果ては日本発祥の〝呪いのビデオテープ〟まで、ありとあらゆる災厄がひそんでいる。
    そんな災厄のひとつひとつに打ち勝つ方法を読者に伝授するのが、この『ホラー映画で殺されない方法』である。

    ・悪魔祓いの儀式はどうやっておこなうか
    ・去年の夏(ラストサマー)にまずいことをしでかしたら何をすべきか
    ・疑り深い地元の保安官をどうやって説得するか
    ・人殺し人形を倒すにはどうするか
    ・宇宙人の侵略からどうやって生き延びるか
    ・自分が映画の冒頭から死んでいるかどうかをいかに見きわめるか

    ほかにもハウツー情報が盛りだくさん。ありがたい教訓、珠玉のイラスト、観ておくべき映画リストまでついた本書は、学園のプロムクイーンやマッチョなスポーツ選手、ベビーシッターのバイトをする十代の若者、サマーキャンプの指導員として雇われた社会人にとって必読の書である。

    「まえがき」より
    気を確かに持ってほしい。あなたに悪い知らせだ。今この本を読んでいるならば、あなたはホラー映画の中に閉じこめられている可能性が高い。わかってる、わかってる、馬鹿げた話に聞こえるだろう。だが、しばらくはわたしを信じたほうがいい。この本には、この本を必要とする相手を見つけ出してたどり着くという特性がある??つまり、この本があなたの手元にあるなら、そこにはちゃんと理由があるのだ。
    シナリオライターや監督たちのやり口が数年のあいだにますます巧妙かつ残忍になっていくのを、この目で見てきた。そこで、わたしは自分が体得した知識を書き残そうと決心した。わたしの願いはひとつ。あなたたちに、エンドロールまで生き延びる可能性を少しでも多く提供することだ。わたしが幾多の死を回避しつつ送ってきた人生で学んだスキルを、ぜひとも分かち合いたい。
    わたしの役割は何か。それは、あなたがこの地獄を切り抜けるためのガイドだ。あなたの人生を終わらせようとしているシナリオライターと監督の人生を悲惨なものにしてやる方法を示す。
    さあ、わたしといっしょに来るがいい。……生き残りたいのなら。??セス・グレアム=スミス
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    まずは、自分がホラー映画の世界=テラーヴァースにいるかどうかのチェックから始まるのはウケる
    尚且つ、この本を手にした経緯や読んでいる状況からすでに判別要素があるというメタ的な発想も好きだ

    確かにホラーに限らず、物語の導入に出てきた曰く付きのアイテムが重要な役割という展開はありがちだよなー
    で、それに従わなかった登場人物が次々死んでいくというのもね


    サマーキャンプやベビーシッターがそんなに危険なのかー
    確かに色々なアクシデントが起こったり、不思議な存在が家の中にいたりしそう
    これは洋画ホラーの定番でしょうけど
    日本のホラーだと何になるんでしょうね?
    田舎や旧家とか?と思ったけど、これは旧来のミステリであってホラーではないかも
    日本のホラーの定番シチュエーションって何ですかね?

    私はホラーはああり見ないし、洋画はほぼ見ないので色々なネタを見逃してるのでしょうねぇ
    でもまぁそんな程度の知識でも面白く読めた
    続きを読む

    投稿日:2023.09.02

  • moco

    moco

    ホラー映画あるあるがぎゅっと凝縮されている一冊でした。
    私たちがホラー映画の世界にもし入り込んでしまったら…この本無しには生き残れないでしょう(笑)←実際その設定で進んでいきます
    その道のプロの本気のおふざけ、お紅茶と共にというよりはビール片手にゲラゲラ笑いながら読むとさらに楽しめると思います。続きを読む

    投稿日:2023.08.06

  • 雨宮はな@スーツケースひとつで生きる映画好きな日本人

    雨宮はな@スーツケースひとつで生きる映画好きな日本人

    めちゃくちゃ真面目に書かれています。
    きちんと、その状況に至るのに正解であろう背景の解説から、キャラクターにおける役割、事象における対処方法までがしっかりと書いてありました。

    素晴らしかったのは、フィクションにジャンル分けされるものだけでなく、サイコな殺人犯(つまりは実在する人間)も扱っていたこと。

    とはいえ、基本的には「ありえないこと」の集大成です。
    しごく真面目に語られているし、しっかり情報も載っているけれど、全力で真面目におふざけをしているに過ぎません。
    それをこちらはやっぱり真面目にしっかり読んでしまうわけです。

    おふざけに対して真面目に取り組むのって、非常に楽しい!読みながら、「あの作品でいうと、こういうことか」「ああ、確かにキャシーはビッチ枠だったよ」なんて自分が鑑賞した作品にあてはめながら読み進めれば終わりを迎えるのはあっという間でした。
    文体が語り掛けるような表現で、まるで講義を受けているようだというのも、読みやすさと楽しみやすさの理由のひとつでしょう。
    続きを読む

    投稿日:2023.07.14

  • tsunoyo

    tsunoyo

    ホラー映画のあらゆるシュチュエーションをユーモアたっぷりに解説
    総論、殺人鬼、ゾンビ、エイリアン、悪魔と項目別に解説
    最後のフィルムリストもいい

    投稿日:2023.06.30

  • あすみ

    あすみ

    ホラー映画の死亡フラグを分かりやすく教えてくれて、かつ回避方法(必ず回避できるわけではない)も教えてくれるという有難い本。 テラーヴァースの世界の住民だったのに、いつの間にかフィルムメイカー側になった著者が製作したホラー映画には抜け道がなさそうですね。私は苦しみたくないので開始一分で死ぬ役が良いです続きを読む

    投稿日:2021.08.12

  • 杏の庭

    杏の庭

    アメリカ独特の言い回しが満載。
    「ホラー映画・スプラッター映画を、ある程度観たことがある人向け」の本。

    投稿日:2021.05.05

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