【感想】キャラ化するニッポン

相原博之 / 講談社現代新書
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 2.7
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ブクログレビュー

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  • rena

    rena

    前半のキャラクター分析(日本人とキャラクターの関係など)は面白かったが、今の時代に読むにはちょっと古すぎた。

    投稿日:2021.03.24

  • キじばと。。

    キじばと。。

    「キャラ」という観点から、リアリティが仮想現実によって変容されつつあることを論じた本です。

    われわれは、マンガやアニメがつくり出す「仮想現実」のほうにより強いリアリティや共感を覚えるようになってきていると著者はいいます。政治家も「キャラが立っている」ことがなによりも重視され、現実の人間関係も自分がどのような「キャラ」として認識されるのかということが重要になってきています。こうした「キャラ」による現実の侵食にともなって、われわれは生身の身体ではなく、むしろ「キャラ化」した身体を生きるようになってきているのではないかと著者は論じています。

    仮想現実が社会の隅々にいきわたることで、われわれが現実感をしだいにうしないつつあるのではないか、という批判的な視点からではなく、「キャラ化」した身体によって仮想現実的なリアリティを生きはじめているという事実を、中立的な立場から分析した本といえそうです。ただ、「キャラ化」という視点を提出しただけにとどまっていて、そこから具体的にどのような展望が開かれるのか、ということに立ち入った考察がなされておらず、かなり薄っぺらい印象を受けます。
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    投稿日:2017.09.13

  • mmh

    mmh

    日本日本とはいうものの、海外と比較するデータや記述がないので、本当に日本に特有のものなのかがよくわからない…

    投稿日:2014.11.08

  • feelingroovy

    feelingroovy

    「セカンドライフ」とか「ケータイ小説」なんて言葉が出てくると、正直ずっこける(笑)。出版されたのが2007年という懐かしさ。

    投稿日:2014.10.22

  • o3o3

    o3o3

    自分がかなり、この本で言うところのキャラ化されているため新しい驚きは少なかった。この本は初音ミク登場の前だし、いまの時代でキャラクターという観点でなにか書いてほしいなーと思った。

    投稿日:2013.03.03

  • mojae

    mojae

    のだめ的なキャラを実写化することで、キャラを完璧に演じられた上野樹里は実際にはリアルなのかどうなのか?
    コスプレ以上のアンチエイジング化は、リアルよりもドールに近いのでは?
    コミュニケーションにおいてもキャラはらくちん。キャラの範囲で振る舞えばよいのだから
    キャラがなかったり、かぶることが存在価値がないこととイコールになってしまう危険性
    ケータイ小説でも一人称のキャラの独白ばかり
    客観性の必要性
    続きを読む

    投稿日:2013.02.08

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