【感想】ふりむけばそこにいる 奇譚蒐集家 小泉八雲

久賀理世 / 講談社タイガ
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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6
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ブクログレビュー

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  • uohito

    uohito

    小泉八雲という名前に期待を寄せた自分が悪いのですが…
    別に主人公はラフカディオ・ハーンでなくてもよかったかも…

    投稿日:2023.08.28

  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    「境界の少年」
    車内で語られる。
    あれは何だったのか分からないが、無事に此方の目的地に到着することが出来てよかったな。

    「眠れぬ子らのみる夢は」
    毎年現れるのは。
    親元を離れ今までとは違う生活に慣れ始めた頃、ふとした瞬間に懐かしく思えるのだろうな。

    「忘れじのセイレーン」
    約束してほしい。
    身体不調を伝えればどうなるか分かっていたからこそ、隠し続け最期に想いを託したのだろ。

    「誰がために鐘は」
    墓がよく見える。
    景色としては普通最悪だと思うだろうが、うまく利用しようと考えたら素晴らしい場所だな。
    続きを読む

    投稿日:2023.04.12

  • タケ

    タケ

    このレビューはネタバレを含みます

    怪異譚…幽霊もの…?イギリスは幽霊の本場だったなぁと思わせる雰囲気。ちょっとしたミステリ(謎解き)要素もある。まだ目をケガする前設定なんだなぁ。巻末の参考資料のすごさにびっくりしちゃった…。なんとなく八雲作品を意識してるんだろうなぁ。 「境界の少年」は怪異の雰囲気が強く、「眠れぬ子らのみる夢は」「忘れじのセイレーン」「誰がために鐘は」は怪異と謎解きが6:4くらいな印象。
    「境界の少年」…いつの間にか境界に連れ去られちゃうところだった、危ない。あと名前聞いてないのに「パトリック」とあったのは境界にいたからかな。
    「眠れぬ子らのみる夢は」…八雲は母をずっと追い求めていたからな…
    「忘れじのセイレーン」…らしゃめんが頭をよぎった。これは後の日本趣味とセツへの伏線…???
    「誰がために鐘は」…怪異100%かと思いきや、詐欺師のあたりは普通の謎解きミステリだった。

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    投稿日:2023.01.04

  • 小夜

    小夜

    父母を亡くし、異母兄に疎まれ北イングランドの神学校へ厄介払いされたオーランド。学校編入のために乗り込んだ列車で奇妙な少年と出会う。
    怪異譚を蒐集するその少年こそ、若かりし頃の小泉八雲である。
    八雲が思ったよりも饒舌+毒舌な感じで面食らった。歴史的に正しいかは別として、キャラクター造形と話の流れは分かりやすい。
    日常と非日常がほんのり混ざり合う様な作品。
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    投稿日:2022.11.02

  • かとのひも

    かとのひも

    このレビューはネタバレを含みます

    母を亡くした少年オーランドは顔も知らなかった親族に北イングランドの神学校に送り込まれる。
    “音楽”と“家族”と“住みなれた場所”を失ったオーランドは、寄宿舎で怪異に親しむレフカディオス・ハーンと出会い行動を共にするようになる。
    19世紀イギリスの怪異ミステリー譚。
    若かりしラフカディオ・ハーン!

    「境界の少年」
    オーランドはコパートメントで、同じ年頃の生年に声をかけられる。幽霊列車の怪談をはじめた彼の話にいやいや耳をかたむけるが…
    …列車と異界は鉄板でいいですね!密室なとことか、何処かへ連れられていく雰囲気とか

    「眠れぬ子らのみる夢は」
    新入生たちの間に“砂男”の目撃談が広がる。その男に砂を投げつけられた生徒は目が真っ赤になるのだ。同じころ聖母マリアを見たという相談を受ける。
    …かわいらしい怪異でした。

    「忘れじのセイレーン」
    日本からきた人魚の木乃伊を後輩の家で見せられる。その日からオーランドの体調が日に日に悪くなっていく。
    …恋情。舞姫。

    「誰がために鐘は」
    ハロウィンが近づき、墓守の老トマスには心配ごとが。柵に引っかけられていく人形の秘密をさぐる。
    …裏墓地を訪れるもの。悪い子にはお仕置きを。


    〇小泉八雲が主人公!エッセイがとても好きでした。
    お話ごとの事件だけでなく、話が進むにつれ二人が少しずつ相手に自分の背景を語り、傷を癒していく様子がいいなと思った。
    巻末の参考文献リストを見ても、物語の“厚さ”も、丁寧に世界が作り込まれていることを。
    現世と怪異のあわい。

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    投稿日:2022.06.11

  • 青竹

    青竹

    小泉八雲の若かりし頃の話です。
    思わず、Wikipediaで調べてしまいました。

    19世紀の英国が舞台ですが、怪異について考えている時間が多いため、あまり神学校の厳しさや英国特有の雰囲気という訳ではなく、海外に詳しくなくてもすんなり読めてよかったです。続きを読む

    投稿日:2021.03.07

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