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中山七里 / 講談社文庫 (142件のレビュー)
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総合評価:
老眼の本読み
4作目が待ち遠しい!
御子柴シリーズ3作目ではあり、1作目、2作目との流れの中での、みごとなストーリー展開。新たな御子柴シリーズが楽しみです。
投稿日:2020.12.25
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恩讐の鎮魂曲
一作目が面白かったので期待していたけど、高レビューのわりには期待外れだった。
投稿日:2022.08.10
thutomu
御子柴礼司シリーズ第3弾
悪辣弁護士・御子柴礼司シリーズの第3弾。 法廷劇として読みごたえがあるし、事件の裏にある被告人や被害者と関係者との意外な関係性には驚かされたが、シリーズ過去2作や作者の作風から最後に更に驚愕の展開が…あるのではないかと勝手に期待し過ぎてしまったところもある。 被告人が主人公の恩師であることの影響や、ラストシーンから、主人公の感情の変化がより感じられた。 前2作が星5つ寄りの星4つであったのに対し、今作は星3つ寄りの星4つ。続きを読む
投稿日:2022.10.08
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アキラ
このレビューはネタバレを含みます
御子柴礼司シリーズ③ 少年院時代の恩師、稲見さんの弁護のお話。 特養ホームで起きた殺人事件。介護士の過去の「緊急避難」の裁判、それに関わる入居者の小笠原夫人と、稲見さんの息子さんや家族との関係性。 御子柴の稲見さんへの想い。 いつもより感情的になる感じが胸厚。 頑張って事件の真相もハッキリして無罪を勝ち取れるかと思いきや、有罪。そしてナニヨリ、稲見さん本人がそれを納得して、罰を承けることを望んでいることに、ショックを受ける御子柴。 最後の手紙で、弁護士であることを放棄せずにすみそうな終わりになっているが、なかなかにキツイだろうな、と。 正直、それだけ苦しまなければならないような事を過去にしてるので、そこにはあまり同情しないけども、ドラマとしては面白い。 個人的に引っ掛かった点としては、介護士さん達の行動があまりにもひどくって、、、そこまでしなくてもなぁとか思っちゃったのです。 介護関係のお仕事してる人にとっては、ちょっと気持ちの良いものではないかな。 こういう書かれ方すると、この業界の印象が悪くなるよねーとか。関係ない心配をしてしまった。 それでなくても人手不足な業界なのに。 自分の周りにも介護士さんいるので、なんかね。 ま、物語の都合上、仕方ないのだろうけど。 焦点はそこじゃないし。フィクションだしねー。
投稿日:2024.03.20
檀
2024.2.25 読了 なんてこったい! あの事件とこの事件が繋がっててあの人とこの人とが繋がっててよくもまあこんな複雑な人間関係を何の齟齬もなくひとつの作品にまとめあげられるものだなと読みながら…感心しきりでした。 今作の御子柴は可哀想でした。 彼がいつになく感情を露に必死になればなるほどに。 奈落から手を伸ばしている者を生涯かけて救い上げると誓って進んだ道で一番救いたいと思った人を救えなかった絶望と稲見が自分には赦されなかった法で裁かれる贖罪の権利を得たことへの羨望と…何もかも投げ捨てて逃げ出したいほどの苦しみから倫子の手紙が救い上げてくれるのかな?そうだといいな。 続きを読む
投稿日:2024.02.25
Rinco
恩師との再会 助けようと、正しいことをしようとする御子柴とそれを拒む恩師。 そして最後の倫子ちゃん 読み終わったらなんともいえない悲壮感。 本作で御子柴という人物がさらに大きく大きくなっていく。
投稿日:2024.02.08
はなちゃん
中山七里さんの御子柴礼司シリーズ! 『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』 今回は事件を知った御子柴が是が非でも弁護を引き受けようと動く。なんと被告人は、少年院時代の恩師である稲見教官だったのだ。だが既に弁…護士は国選で決まっており、稲見は御子柴に会おうともしない。 一体、何故なのか・・・ 冒頭で戦慄が走る「ブルーオーシャン沈没事故」が後に大きく影響してくる構成で、どんどん物語に引き込まれてしまった。その事故内容もさることながら、やはり注目すべきは本件の加害者が無罪判決に至った〈緊急避難〉の論理。 恩師を何としてでも無罪にしたい御子柴と、犯した罪を償いたい稲見の対峙が胸に刺さる。過去の法廷闘争で培った冷静沈着で駆け引きや操縦術に長けた御子柴が、垣間見せる人間らしさも見ものとなっている。彼にとって父親代わりの稲見の存在がいかに大きかったか、御子柴自身も制御出来ない感情に何度も目頭が熱くなった。 更にこのシリーズでお馴染みの法令論争の面白さは顕在で、その裏に緻密に仕掛けられた大小様々なトリックに舌を巻かれた。物語に付いて行くのに夢中で、そう来たか!と翻弄されるのが実に心地よい。 なんだろう、この快感・・・笑 ネタバレは避けるとして タイトルの鎮魂曲(レクイエム)! これから読まれる方は少し気に留めて読み進めて欲しい。 作中にあるフレーズ 「救われないことがどんなに苛酷なのか。 裁かれないことがどんなに苛烈なのか。」 判決が出て終わりではない。 情報の特定された一面からは知り得ない加害者や被害者の心理、それを背負って生きている人間が現実社会にもいることを改めて突きつけられた。 そして、最後にやはり出てきた倫子ちゃん。 ふむふむ、以前御子柴が弁護した依頼人の子供なのね。 私は赴くままにシリーズを読み漁っているが、これから読まれる方は刊行順をオススメします笑 というわけで次は『贖罪の奏鳴曲 (ソナタ)』♪ やっとスタート位置に戻ります。 続きを読む
投稿日:2024.02.02
ピザまん
御子柴礼司シリーズ第3弾 御子柴は関東医療少年院時代の恩師、稲見の弁護をもぎとる。しかし、稲見はあくまでも罪に服する事を望み、無罪を勝ち取ろうとする御子柴は焦りを募らせる。 御子柴の『贖罪』と稲見の『贖罪』 海難事故での緊急避難と老人ホーム内での緊急避難 加害者と被害者。そして、その家族の煩悶 たくさんの伏線に、、、御子柴の苦悩に、、、読み終わったら脱力です。 次も楽しみで仕方ない!
投稿日:2024.01.17
ブーレ
このシリーズはいつもハッとさせられる。 どう考えても解けないパズルを自称?悪徳弁護士が鮮やかに解いて見せる。 今回も昔の自分に関わった恩師とも言える方での頼まれてもいない弁護をすることに。 鮮やかな結…末に、釈然としない感情とがおり混ざる内容だった。続きを読む
投稿日:2024.01.02
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