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田中正恭 / 交通新聞社新書 (3件のレビュー)
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有井 努 Tsutomu Arii
かつては国鉄をはじめとして、多くの鉄道会社が プロ野球球団を所有していました。 しかし現在はご存知の通り、阪神と西武くらいです。 プロ野球の所有会社は、その時代の代表的産業を大きく 反映しているの…ですから、それは仕方ないです。 現代では、たとえ自社の鉄道網で自前チームの球場に お客さんを呼び込んだとしても利益には繋がらないの でしょう。 しかしこの本にはもう一つの主題があります。 新幹線などの高速鉄道の発展により、地方都市球団も 遠征が楽になり、強いチームへと変わっているという 点です。 古くは広島カープが初優勝した昭和50年には、 新幹線が大阪から岡山まで延伸されています。 戦力の均衡が図られているももちろんですが、 こういった地方のハンデがなくなりつつあり、 どのチームが優勝してもおかしくない構図が生まれて いるという説は非常に説得力があります。続きを読む
投稿日:2019.06.12
ドラソル
プロ野球と鉄道について語った一冊。 かつては多くの鉄道会社が球団を持っており、今も阪神や西武など親会社が鉄道会社の球団は存在する。 それとは別に鉄道によって遠征が楽になったり、逆に球団が地方に分散し…たりというのもあり、球団と鉄道が切っても切れない関係というのがよく分かった。続きを読む
投稿日:2019.04.25
take9296
かつて多くの球団を鉄道会社が保有していたように、古くから密接なつながりがあるプロ野球と鉄道。チームの遠征においても鉄道は必要不可欠で、新幹線の開業による所要時間の短縮は革命的な出来事だった。本書では、…黎明期から現在までのプロ野球と鉄道の関わりについて、各種資料を検証・考察するとともに、往時のスター選手たちが語るエピソードなど、さまざまな視点からその深いつながりを紹介する。 視点は悪くないというより、とてもいい。でも掘り下げが浅い。鉄道会社の球団史だけでも一冊書けそうだが。続きを読む
投稿日:2018.02.20
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