人間の未来 AIの未来

山中伸弥, 羽生善治 / 講談社
(37件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
8
18
7
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ブクログレビュー

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  • やかん

    やかん


    山中教授と羽生さんが、IPS細胞や人工知能や、人類の今後について対談してる。

    その2人である必要性はあまり感じなかったけど(特に羽生さん)、2人とも安易な言葉で説明していて、読みやすく面白かった。

    人間の寿命は、心臓や関節などは代替できるようになるだろうから、結局は脳の寿命に帰着するだろうって話はなるほどなって思った。

    こういう凄い方の話を読むと、自堕落な自分がホント嫌になる、、
    続きを読む

    投稿日:2021.03.13

  • ginkan2

    ginkan2

    尊敬する二人の対談本を見つけ、拝読。二人の変わらぬ真摯さ・地に足のついた議論に納得。次の二つの点で、世の中で流布しているイメージとの違いを確認して納得した。一つは、AIはすごいが、やれることは数学に置き換えられるもののみで、大局観など、人間の脳の仕組みが不明なので、まだAIにも届かないこと。もう一つは、生命科学においてゲノム編集など、ほとんど生命を操れるようになったかと思いきや、まだまだ不明なことが山ほどあること。単に悲観的にならず、落ち着いた前向きな積み重ねの大事さを再認識し読了。続きを読む

    投稿日:2021.03.08

  • リンネ

    リンネ

    トップランナー二人の対談、示唆に富むトピックばかり。印象に残ったのは、「人間にできてAIにできないこと」で、AIは数学的処理で言語を扱うためショートショートくらいの文章は書けても春樹の小説は書けないというところ。また、日本の教育は教科書に書いてあること、先生のいうことは正しくて、その通りに答えればマルをもらえる、ある意味子どもにとって「居心地のいい」環境で、それが危ない、といった山中氏の指摘。日本は直線型思考が主流で回旋型思考をしない、つまり回り道を恐れるし、失敗を貴重な経験と捉えない。たしかに。

    おふたりとも「ナイストライ」をし続けていこうと。気持ちの若いふたりに勇気づけられた。
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    投稿日:2020.10.10

  • tarai828

    tarai828

    このレビューはネタバレを含みます

    山中教授はもとより、羽生さんの見識の広さがよく分かる対談だった。
    以下、心に留まったポイント。

    ・創造的な出来事の99.9%は過去にあった出来事の組合せ
    ⇒イノベーションとは「既存事項の新結合」である(by シュンペーター)に通じる

    ・人間は継続性や一貫性を好み、そこには安心や安定がある。それが人間の美意識の基になっている。
    逆に言えば、人間は未知のものや未経験のことには不安や危機感を覚える。それは人間が生き延びるために必要な感覚やセンスだったはず。
    ⇒AIには元々恐怖心がないから、継続性や一貫性に基づいた美意識から解放され、ただただ過去のデータに基づいて最適解を計算してくる。
    だから人間だと絶対に選択しないような「危険」な手を指してくる。

    ・AIはデータに基づいて人間が好むもの、選ぶものを予測するのは得意だが、時としてとんでもないものを好きになる、意外性を愛する人間の可能性は予測できないはず。それこそが人間にしかできない創造的行為だ。

    ・実験をしてみて、予想していなかったことが起こった時に、それに食らいつき、原因を探究していけるかどうか。それが人間として他人と違うことをやるチャンスだ。

    ・この情報氾濫社会においては、膨大な情報の「量」をただ丸暗記するのではなく、自分なりに栄養素として吸収し、未知の局面に遭遇した時に自然に対応できるような「質」に転換できるかどうかが鍵となる。

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    投稿日:2020.07.26

  • matttttsun

    matttttsun

    「プレイヤーは楽。努力すれば他の人に頼らなくても成績は上がる。監督やコーチは他の人に動いてもらう必要がある」

    投稿日:2020.05.10

  • MW

    MW

    このレビューはネタバレを含みます

    山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長と、羽生善治棋士の対談形式になっています。

    科学と将棋の世界でのAIの位置づけや今後どのようになっていくのだろうかというお話が、それぞれの専門の立場で語られて非常に興味深かったです。

    帯に書いてあるような「10年後、100年後の世界の予言」は出てこないのですが・・・。

    本書の中で、「将棋で言えば、現状、AIは過去のデータを基にその場その場で一番いい手を指してくるのに対し、今日は攻めて行こうとか、持久戦でいこうといった「対局の流れ」から次の手を指すことはできない」というのが印象的でした。(もちろん今は流れを読むような研究も進められているようですが。)

    そして、人間と機械(AI)の大きな違いの一つに、人間が必ずしも「最適解」を選んでいるわけではないという事も、言われてみればそうだなと思います。

    「成功する確率は1%ですよ」と言われたからといって、チャレンジするのを諦めるのか?というと、そうではない場合も多いですからね。むしろ失敗から得られるものも数多くある。人間の可能性は「わざわざ最適解を求めない事」に残されているのかもしれませんね。

    気軽に読める内容なので、頭を休めるのにもいい本だと思います。

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    投稿日:2020.05.06

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