【感想】イレーナ、失われた力

マリア・V・スナイダー, 宮崎真紀 / ハーパーBOOKS
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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  • 暗殺者ヴァレクはこうして誕生した

    待望のシリーズ4作目。
    ファンタジーはあまり読まないのだけれど、1作目を読んでしまったら続きが気になってここまで来てしまった。
    表題の通り、正体不明の敵の襲撃を受けた最強の魔術師イレーナが魔術を失ってしまう。
    でも、魔術がなくても普通に戦闘能力が高いところが彼女の凄いところでもある。
    今回はどちらかというとイレーナの恋人ヴァレクの生い立ち、最高司令官との関係がメインかな。
    みんなそれぞれに凄まじい過去を背負ってる。
    そして最後に衝撃の一言。
    あぁ、また続きを読まなきゃ。
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    投稿日:2018.02.28

ブクログレビュー

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  • fattycatlover

    fattycatlover

    このレビューはネタバレを含みます

    毒見師イレーナの四作目。

    いきなり6年後になっていたのには驚いた。
    勝手に少女の成長物語と思っていたらしい。
    自分自身と重ねていただろう若い読者がついて行けたのだろうかと、
    これまた勝手に心配になった。
    なにせ、イレーナの兄は結婚していたし、
    かつて物乞いをしていた少年フィスクが青年へと成長したし、
    魔術師同士の高感度通信器や魔術探知機ができ、
    魔力耐性のあるヴァレクを閉じ込めることのできる零の盾ができたくらいだから。

    イクシアとシティアの連絡管をを務めているイレーナは命を狙われ、
    その毒のせいか、魔力を失う。
    暗殺者を雇ったのは誰なのか、魔力を失う毒とは。
    そんな危機的状況の中、また危険な囚人が脱走し、
    最高司令官のそばには若い女性の暗殺者オノーラが現れる。
    ヴァレクの後任になりたいという彼女は味方なのか敵なのか。
    ともに密輸団を探す任務につくが、
    最終的にはオノーラが最高司令官の命令でイレーナを襲ったことをつきとめる。
    死刑になったはずの魔術師があらわれ、
    最高司令官がヴァルクに告げることなく人を操る薬を作らせていたことがわかる。
    ヴァレクと最高司令官との信頼関係はどうなってしまうのか。

    国王一家を暗殺したぐらいで革命が成功するとは、
    現実要素が多いこの作品の中では都合がよすぎる気もするが、
    ヴァレクの過去の物語が面白かった。
    兄達を殺され、復讐のために師匠の下で暗殺を学び、
    のちの最高司令官に出会い忠誠を誓い、望み通り国王一家を殺すのだが、
    王妃に近づくため髪結いになるところが特に面白かった。

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    投稿日:2023.10.02

  • hopehilleast

    hopehilleast

    面白かった。
    イレーナの魔法が消えてなんとなく心許ない。
    最後は衝撃であった。
    次回はどうなるのか、強く引っ張られた。
    ヴァレクの過去が面白かった。
    少女に化けて髪結いの修行をしていたとは。

    投稿日:2018.09.02

  • kurotaime

    kurotaime

    第一シリーズ完結からずっと心待ちにしてた第四巻。
    ・・・だが少し拍子抜け。

    大きく変わったところとしては、主観がイレーナだけでなく他の人物も加わったところ。
    話がイクシアとシティアで同時進行するため、イレーナだけの物語にできないのも分かるが、作者/訳者の描き方に引き込まれている中、急に主観が変わって少し気持ちが冷めてしまう。

    この作品に関しては次巻への布石となっているのかと予想しているので、次巻を読んでからでないと評価が難しい。
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    投稿日:2018.05.15

  • りんご花

    りんご花

    このレビューはネタバレを含みます

    イレーナが刺客に襲われ、魔法が使えなくなる事態に。
    今回はヴァレクのやんちゃな過去が明らかになったり、ヴァレクがイレーナに傾いたせいで最高司令官が拗ねてたり。
    みんなそれぞれ忙しすぎて、二人の甘いシーンとか平和な一面はほとんどありません。終わりはないという言葉がもう、そしてイレーナのフラグが最後の一言で回収されました。早く幸せになってほしいです。二人も両国も。

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    投稿日:2018.03.24

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