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増井真那 / 朝日出版社 (8件のレビュー)
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総合評価:
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月村
変形菌を愛する彼は2001年生まれの当時16歳。変形菌を飼育し、その変形菌を「子」と書いている!6歳から飼育を始め、2022年の現在もドップリと変形菌を研究し続けている。
投稿日:2022.10.28
ゆり
著者の10年を、ぎゅっと凝縮した名作。変形菌について初めて知ったけど、愛が詰まっていて全体的に素敵だなと思えた。お父さんお母さんは理系ではないとのこと、両親が子供をどのように支えてきたのかも、母親目線…で気になった。写真もいっぱいで、絵も多く、著者の感性・行動とにかく素晴らしい。続きを読む
投稿日:2021.10.11
かとのひも
執筆当時16歳の初々しい変形菌本。 変形菌が単細胞であること、胞子を送り出してその命を終えること(増井さん的にはその個体が、続いているように見える)、最後には哲学的な命題まで頂きました。 この本を電車…で読んでからの通勤途中、変形菌を(たぶん)見つけて嬉しかった。今度は図鑑を借りよう。 研究も、実験・観察・フィールドワーク、飼育と多岐に渡っていて、すごい。 お師匠や先輩、友人が、変形菌を通して増えていってるみたいで、良いなあと思いました。 あと、生き物屋の人たちは、なんで口に入れようとするんだ…。愛が深すぎる。続きを読む
投稿日:2020.06.17
マカロン
変形菌、子実体、胞子、粘菌アメーバー、菌核。様々に変化する変形菌の世界に招き入れてくれる。探究心、研究、考察力に年齢は関係ないのね。表現力もまな君すごいなぁ。
投稿日:2018.09.25
mishuranman
このレビューはネタバレを含みます
写真のなんときれいなこと。変形菌とのコミュニケーションの一つが写真撮ることなのだろう。こういう風に好きなことを突き詰めながら育つ人が日本でも出てきているのだなあ。うまく進めるように。生き物だから大変だよねえ。 201906再読。ときどきこういうのが必要になるくらい気持ちが疲れる。
投稿日:2018.04.29
大吉堂
出逢いはEテレの「カラフル!」でした。そこで変形菌が友達だという少年が出てきたのです。幼い頃に知った変形菌に興味をもち、自ら採取して飼育して専門家の先生とともにフィールドワークする姿が映し出されていま…した。 なんて素敵な少年なんだと思っていたら、現在高校生となった少年は今でも変形菌の研究を続け変形菌の本を出したということを知ったのです。それがこの本の著者増井真那さんだったのです。 写真を多く掲載し変形菌のことがわかりやすく紹介されています。専門家の人が書かれる本は専門家の人にとって当たり前のことと一般の人の当たり前に差異が生じ、そのためにわかりにくくなるものもあります。しかしこの本では普段変形菌と接していない人はこういう部分がわからないだろう、知らないだろうというポイントがしっかりと押さえられており、そこをフォローしつつ進むのでわかりやすかったです。 5歳の時に変形菌に出逢って興味を持ったという話からはじまり、変形菌とはそもそも何なのか、普段変形菌とどのように接しているのか、それを通じて変形菌の魅力を今一度伝え、現在行なっている研究の内容という流れがとてもきれいなんですね。だからわかりやすい。 そこはやはり変形菌に対する愛なのだろうと思うのです。好きだから知りたい。好きだから他の人にも知って欲しい。そんな思いで今まで数多くの人に変形菌のことを伝えてきたのだろう。だからこんなにもわかりやすく伝えられるのだろう。そう思わせる記述がそこかしこにあるのです。 興味を持って好きになる。そのことがこんなにも世界を広げる。そのことがこんなにも輝かしい。変形菌を通じてそんなことも思わされました。続きを読む
投稿日:2018.04.16
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