【感想】愛の才能 新装版【イラストあり】

火崎勇, 陵クミコ / ショコラ文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

平均 3.0
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1
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ブクログレビュー

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  • K

    K

    このレビューはネタバレを含みます

    ▼あらすじ
    失職した八王子冲は、友人の代理で通訳をすることになる。
    しかしクライアントのデザイン会社社長、玖珂元尚に渡された書類はフランス語で書かれていた。
    英語しかできない八王子は不要となるも、情報漏洩防止を理由に帰宅を許されない。
    傲慢な玖珂の態度に苛立ちながらも交渉の末、雑用係として雇われた八王子だったが
    彼の仕事に対する厳格かつ真摯な姿に好意を抱きはじめ…。

    書き下ろしSSも収録。

    ***

    ★3.9
    新装版という事でしたが、古臭さなどは全く感じないお話でした。
    ただ、総合評価で言ったら少し低めかな。
    残念ながら、私にはあまり引っ掛かるものがありませんでした。
    お仕事描写がしっかりしていた点はとても良かったのですが、まず攻めも受けも惹かれ合うのが早過ぎてそこで少し躓いてしまいました。
    この二人が惹かれ合うのが私にはどうにも納得出来ないんですよね…(笑)

    特に攻めは初登場時からTHEワンマン社長って感じのオーラプンプンで、上から目線は勿論、自分勝手だし独善的だしでまるで王様のよう。
    受けを小馬鹿にするような発言も連発するし、正直、惚れる要素ある?って感じの男で、受けと過ごす2週間の間に起こったエピソードも特にこれと言って恋に発展するようなものではないような気がするし…。
    そもそも、こんな傲慢俺様男にドキドキする受けってもしかしてマゾの素質でもあるんじゃ…って思いました。いや、本気で(笑)

    第一、攻めも攻めでガキは相手にしないって言っていたのにたった数ページで好きだとか言ってるし…何だかなあって感じで。
    そんなこんなで自分的には納得しないまま話を読み進めたので物語の終盤に起こった受けの拉致事件も何となく陳腐に感じてしまったりとイマイチ作品の世界にのめり込む事が出来ず、読み終わるのにも少し時間がかかりました。

    別に傲慢俺様攻め、嫌いな訳じゃない(寧ろ好き)なんですが、今回はあまり良いと思えるポイントが無かった事と、攻めと受けがくっ付くまでの過程ないし心理描写をもう少しじっくり丁寧に描いてほしかったので、本の厚みに期待していた分、少し残念に思いました。
    どちらかと言えば攻めの秘書の佐々木さんとその恋人のお話の方がまだ萌えたかもしれません(笑)

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    投稿日:2017.11.17

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