インダストリーX.0 製造業の「デジタル価値」実現戦略

エリック・シェイファー, 井上大剛, 河野真一郎, 丹羽雅彦, 花岡直毅 / 日経BP
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • mikuriya

    mikuriya

    AI・IoTによる産業構造の変化を描いている。アメリカの製造業を中心に多くの企業事例が紹介されている。

    製造業のビジネスモデルがなかなかコト売りに移行しない。その理由、壁がどこにあるのかを知りたい。「ユーザーダイレクト」がキーワードになることは間違いないのだが。

    コト売り(本書では成果型エコノミーと呼ばれている)では、機器の所有権(資産)は企業にある。キャッシュフローとバランスシートの構造が大きく変わる。

    故障予知の技術開発がいたるところで進んでいるが、マネタイズが課題となっている。これはユーザーが機器を所有していることによる。企業が機器を所有しているならば、効率的に機器保全をすることができるようになる。

    本書では最も知りたいビジネスモデル変革の部分は述べられていなかった。機器売りの企業がどのように変革を進めたのか、既存の自社ビジネスを破壊してきたのか、知りたい。


    ーメモー
    IoTによって成果型エコノミーへと移行した。物理的な製品ではなく、製品がもたらす成果を買うようになる。航空機エンジンなら信頼性の高い運航に、農業機械なら作物に。縦割りのビジネス体系がシームレスなエコシステムへと変化する。

    資本集約型の事業に、ピラミッド型の組織構造。それぞれが独立に存在する管理の厳しい生産設備や資産。物品の移動効率に特化したサプライチェーン。単一な流れでサイロ化した事業。従来型のメーカーの体制は、他社と協力するのに適しているとは言えない。

    成果型エコノミーでは、使用されていない資産に関する経済的なリスクがユーザーから企業に移転する。ドリルを所有するのは、ユーザーから企業になる。キャッシュフローが変わる。

    データ主導のビジネスモデルを構築するのは難しい。典型的な落とし穴6つ。
    1.発想の転換が求められるところで、従来の製品開発と同じやり方をしてしまう。
    2.実際のビジネスに有効であるかを確かめる前に、技術だけを優先してIoT化を進めてしまう。
    3.エコシステムのなかで自社がどのような役割を果たすのかを十分に確認しなかったために、不適切なパートナーを選んでしまう。
    4.実務における有用性を無視して、技術に過度な投資をしてしまう。
    5.データの収集、分析の重要性を軽視してしまう。
    6.コネクテッドデジタルトランスフォーメーションが経営に与える影響を過小評価してしまう。
    続きを読む

    投稿日:2019.05.27

  • Teddy

    Teddy

    日経BPのどこかのサイトに取り上げられているのを見て、気になった本。
    アクセンチュアの人が産業のモノのインターネット、IIoTについて書いたもの。
    やらなきゃダメ。やるならとことん。
    日本語版だけを意識して書かれた本ではないので、取り上げられている事例が海外企業だったりするので、ピンと来なかったりするところもあったけど、競争相手は世界中なんだから、そんなことも言っていられないか。続きを読む

    投稿日:2018.03.30

  • ぜにわらい お金のメンタリスト 吹田朝子

    ぜにわらい お金のメンタリスト 吹田朝子

    IoTの考え方がわかる一冊。製造業、金融業などもどのように戦略を考え、ビッグデータを活かし、IoT技術を駆使して、これからの革命に乗り切れるか?未来像を考えるのに非常に役立つ1冊。数時間のセミナー受講に相当する内容です。続きを読む

    投稿日:2018.01.21

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