【感想】脇役ロマンス

小島水青, 小松原宏子, 北野勇作, こざきゆう, 森奈津子, 粟生こずえ / 学研
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • かとのひも

    かとのひも

    『竹取物語』→『フライ・ミー・ザ・ムーン』小島水青
     竹取の翁はもう一度姫と会いたかった
     ☆手に入れたものを手放す勇気。

    『ロミオとジュリエット』→『ロザラインの憂鬱』小松原宏子
     ロミオの元・恋人として名前しか作中に出てこなかったロザライン。
     ☆最後のシーンが最高にかっこよかった。

    『羅生門』→『カーニバル・ゲート』北野勇作
     壊れたロボットが集まる場所に部品をあさりロボットの息の根を止める少女がいた。
     ☆SF映画のオープニングだ。続きをスクリーンで見たい。

    『人魚姫』→『人魚に恋して』こざきゆう
     幼い頃に父と見た人魚に再びあったとき、恋に落ちた。
     ☆なんともいえない後味。

    『シンデレラ』→『シンデレラの姉』森奈津子
     妹に辛く当たる母も、それを受け入れる妹も、何より自分が嫌いだった。
     ☆誰よりも軽やかに旅立つ。

    『寿限無』→『ぼくの名は』粟生こずえ
     ぼくの名前は亜阿だ。改名することがぼくの夢だ。
     ☆や、悪気が無いは免罪符にならへんで、父ちゃん。
    続きを読む

    投稿日:2021.06.10

  • kouka

    kouka

    このレビューはネタバレを含みます

    どの物語も趣向が凝らしてあり面白かったです。
    竹取ではおじいちゃーん!と心の中で叫び通し。
    ロミジュリでは、ロザラインって何処にいたっけ?と原作捲ってベンヴォーリオとの会話シーンに会話の中にのみ出てくる令嬢と確認。青年が誰を待っているのかはすぐにピンときてしまったけど、良い締めでした。
    羅生門。羅生門ってなんだっけ!?と読み終えてもパニック状態(笑) 面白い。
    人魚姫、まさかの……うん、魚類なら仕方ないよね。
    シンデレラは、オンノベでもよく題材にされているし、1番アクのない展開でした。
    寿限無をどう持ってくるのかと思ったら、冒頭で「!」 そうくるか!
    オチでまた「!」 やられた!
    名付けって細心の注意を払って欲しいものだけど、父親のとんでも感覚には勝てないですね。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.11.08

  • ともりぶ

    ともりぶ

    悪役のほうは元ネタが都市伝説だったりしたけど、こちらは正統派の古典や童話や昔話。主役でもなく悪役でもない脇役こそ転生しがいがあるらしい。竹取物語、人魚姫、シンデレラ、ロミジュリ、羅生門、寿限無、どれも面白かった。続きを読む

    投稿日:2017.08.16

  • 灰色猫

    灰色猫

    パロディかと思って読んだら、違いました
    まさに「転生」がぴったり
    話も短いので朝読にも最適!
    ただ、これって、元ネタをしらないでもわかるのかな…?

    投稿日:2017.07.02

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