創世のタイガ(4)

森恒二 / イブニング
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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ブクログレビュー

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  • 『黒犬』の優樹

    『黒犬』の優樹

    ほんと、森先生の描く漫画は、毛穴が音を立ててブチ開いちまう
    どのシーンでも、そうなるんだが、最も、大きな音が上がり、血沸き肉躍るのは、人vs人、素の闘争だ
    『ホーリーランド』から、森先生の漫画を読んでいる人は、私以上に森先生の進化を肌身に感じているんじゃないだろうか
    本気で殺す気で戦わなければ生き残れない
    そんな人間の、生物としての本能が剥き出しにされるタイマンを描かせたら、森先生は日本でもベスト10に入るんじゃないだろうか
    今、私がパッと浮かぶ、森先生に匹敵する、タイマンを描くのに長けた漫画家は、『終末のワルキューレ』の梅村真也/アジチカ/フクイタクミ先生、『聖闘士星矢EPISODE.G』シリーズの車田正美/岡田芽武先生、『ケンガンアシュラ』のサンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん先生くらいか
    この『創世のタイガ』(4)を(1)から読んでいない人が、表紙だけ見たら、いじめられっ子がギャングに立ち向う話なのか、と勘違いしそうだな
    自分と仲間の命が懸かったタイマンに挑むタイガ
    体格とパワーでは、ナクムには決して敵わないが、彼にはテクニックと知識があり、何よりも、闘争本能じゃ負けちゃいない
    むしろ、自分が食う側だ、と言う意志が明確にあるタイガの方が、雄としては優れていたのかもしれない
    油断だけでなく、タイガの使う技を知らず、対抗できなかった事も、ナクムの敗因だった
    本当に、動きの一つ一つが勉強になり、ますます、森先生への尊敬が高まった
    もちろん、この作品の魅力は、戦いだけじゃない
    獲物を狩る際に必要な知識や行動、肉の処理や保存方法なども、ストーリーの流れを淀ませる事無く、読み手に教えてくれる
    台車、つまり、車輪の存在が、この時代と世界へ、現代人によってもたらされたってのは、かなり大きいように思う
    確かに、歴史の流れが変わる、いや、乱してしまう行為かもしれない
    けれど、タイガたちが、この原始の世界に来た時点で、道は新たに作られたとも言える
    ならば、彼らが生きる為に起こす行動は、誰にも咎められない
    ティアリたち、ホモ・サピエンスからの信頼を得始めたタイガ達
    けれど、穏やかな日々は、突如の襲来で崩壊する
    夜の闇と静けさに紛れ、ホモ・サピエンスの集落へ奇襲を仕掛けてきたネアンデルタール人
    彼らに恨みはない、だが、殺さねば殺される
    命懸け、極限の状況へ追い込まれるのではなく、自らの意思で飛び込んだタイガの命が、再び、激しく燃えだした
    一線を越える覚悟に身を委ねたタイガは、果たして、この危機を仲間と乗り切る事が出来るのか
    この台詞を引用に選んだのは、私自身も納得できたからである
    確か、『ドラゴン桜』でも近しい事を言っていたような気がするが、知らないってことは、本当に恐ろしいことだ
    知らないってことは、自分の身に降りかかってくるトラブルに対処が、全く出来ないってことだ
    これは、関節技や打撃の防御に関する事だけじゃなく、万事に通じる
    新しい事、知らない事を、貪欲に吸収して、いざと言う時に活かせるようにしておける人間は、ピンチになっても、何とか出来るもんだ
    そういう対応力の高い人間に、私はなっていきたい
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    投稿日:2018.12.25

  • kagurin

    kagurin

    このレビューはネタバレを含みます

    現代人が古代人というか、
    古代人は無理かな?
    無理ではないな、
    でも、
    ちゃんと意思疎通できて分かり合える価値観を持ってる時代っていつだろう?
    今の平成を生きる20代が30代が40代が理解しあえるのは、
    昭和初期が限界かな?
    明治時代の人間とわかりあえるかな?
    江戸は?
    無理じゃないかな?
    もう、
    200年300年前の人間と分かり合えるってないと思う。
    じゃ、
    古代人って・・・。


    第28話・獲物と狼
    そう、
    これは試合ではなく決闘?
    殺し合い?
    格闘技やってる言うても体重別でルールありでしょう?
    体格が違ってなんでもありじゃ勝ちにくいはなぁ。。。
    でも、
    そこはさすがホーリーランドの作者!
    納得の行く形で形勢逆転!


    第29話・未知の闘い
    しかしそこはやっぱりリアルに描くとね。。。
    必死で死にたくなくって勝つ方法はやっぱり落とすことか。。。
    打撃じゃ厳しいもんなぁ。。。


    第30話・蘇生
    落とした!
    一見、
    それは死んでるように殺しちゃったように見えるが、
    蘇生。
    何とか現代人、仲間入りすることができた模様。
    つか、
    ティアリのお兄様でしたかタイガが落としたの。
    名はナクム。
    つか、
    やっぱりのティアリさんタイガに惚の字ですなぁ。。。


    第31話・ナクムの贈り物
    で、
    何を貰ったって「毛皮」
    ベッドを作ってゆっくり寝れた。


    第32話・狩り場にて
    狩りにも同行できるようになったと。
    でも、
    使えないやつらよね。。。
    体格も筋肉も違うでしょうから無理もない。。。
    で、
    ティアリにコツを教わりつつ何とか狩りするなう!
    つか、
    ウルフ君の存在忘れてた。。。


    第33話・血と肉
    この頃の犬って今の犬と同じ?
    やっぱり違うのかな?
    同じに考えると、
    この時期にしっかり躾ないとアカンみたい!
    と、
    ビタミンや塩分なんかは生き血で補給ですか!
    そういうもんですか!
    完全食狙っていかなないとアカンわけやな。
    炭水化物も少なさそうなんで、
    糖質制限完璧にできそう!
    痩せるな!
    つか、
    痩せ細るかもね。
    特に日本人って塩分を日頃から取ってるから取らんとな。
    と、
    この頃の古代人の方が「シェア」の感覚あったんでしょうね。
    進化した部分と退化した部分だな!


    第34話・車輪
    狩力ないぶん、
    そうです台車作っちゃった!
    そしたらお褒めの言葉ばっかり!
    古代人びっくり!
    そんな中、
    あいつらとの戦いが始まりそうな予感。


    第35話・野蛮
    野蛮か。
    野蛮を通り越さないとたどり着かない場所がある。
    暴力と暴力!
    そこに、
    話し合いを持ってくる難しさな。
    無理でしょう。
    言葉通じてないし。
    なんだかんだで殺し合い!
    現代人は付いていけないでしょうね・・・。
    でも、
    殺らなきゃ殺られるぞ!


    第36話・夜襲
    そんな中、
    敵の夜襲に遭う!
    タイガ君スイッチの切り替え早くてさすがですな!
    どうなるかは5巻で!

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    投稿日:2018.10.26

  • まいつき

    まいつき

    タイマンの果てに入手したのは、仲間の命と自分たちの居場所。
    ただ、安寧の日常はいつまでも続かず、進化の隣人が殺し合う日々が始まります。

    「殺す」という行為。そうしないと生き残ることはできないと理解し、納得もしてきてはいる。タイガたちの感覚では「食べる」という点での理解であり、納得なのかな。
    「生きる」という意味の中に「食べる」も入るのだけど、ティアリたちの意識には「敵を倒す」も入っているわけで。
    そうしないと、ティアリ自身が殺されてしまうわけだから。話し合いで、という選択肢がない戦い。殺し合い。
    その生きる感覚の差が露わになりつつある4巻。

    車輪作って感謝されて、仲間として受け入れられつつありました。その日常とのギャップが、余計に「殺す」という行為に対する乖離を際立たせますね。

    しかし、ネアンデルタールの時代に車輪つくっちゃだめでしょ。「オレらは生きたオーパーツ」というセリフは、まさにその通りなんだけども。
    ま、もし過去の戦乱の時代に飛ばされたとするのであれば、歴史改変を防がなければ、と思って行動はしないだろうしなぁ。まずは、自分の生存を優先するだろうし。

    タイガたちは、まったく違う人類史を歩むのか。それとも、時間の復元性ってやつが本気出すのか。
    今後が楽しみ。

    ティアリ兄妹が交雑り者の子供って?ネアンデルタールとの、ってこと?
    続きを読む

    投稿日:2018.10.23

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