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スティーヴン・ミルハウザー, 岸本佐知子 / 河出文庫 (25件のレビュー)
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朱夏
かなり長いお話なので、少しだらけてしまった。最後がインパクト強くて驚いた記憶がある。 年譜や手と足の絵が載ってたりとよりリアリティを感じた。
投稿日:2024.02.29
catbeats
子供時代の描写の緻密さと瑞々しさと主人公の観察眼(狂気) グリーンとブルーの八月、オレンジとブルーの十月、白、ブルーの十二月とかの表現が美しい
投稿日:2023.09.25
司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)
一回挫折して返却。幼年期を読んだ。 読みにくいわけではなく、一体この話はどうなっているのか、自分は今何を読んでいるのか、わからなくなってきた・・。いつかまた。 「11歳で夭逝した天才作家の評伝を親友…が描く。 子供部屋、夜の遊園地、アニメ映画など、濃密な子供の世界が展開され、驚きの結末を迎えるダークな物語。」 [小説の面白さとおそろしさがたっぷりと詰まっている。 控えめに言って、僕が今まで読んできた小説の中で 最上のもののひとつだ。 無邪気なようでいて、イマジネーションと邪悪さに満ちた、実は恐ろしい物語。作中で、エドウィンの作ったアニメ映画の内容が描かれるが、その、「アニメ作品の内容を、小説で表現する」描写の豊かさに、僕はめまいを感じるほど打ちのめされた。そして今も、依然として、打ちのめされ中。] (『3652』伊坂幸太郎エッセイ集 p.138より) 切実で、キュートで、少し悲しくて、絶対に美しい。 少年時代のすべてが描かれている小説です。 ──西加奈子氏続きを読む
投稿日:2023.09.13
ひー
子ども目線の細かい描写が凄かった。物語も読み進めるうちに、なんか気になる登場人物が多くてゆっくりゆっくり読み進めていけた。
投稿日:2023.04.27
hosinotuki
このレビューはネタバレを含みます
子どもが子どもの伝記を書く。生まれた時から観察される者であるエドウィンと6カ月年長の観察する者であるジェフリー。純粋な子どもらしい興味や不思議や無邪気な残酷さに満ちた幼年期、悪魔に魅入られたような恋や友情の壮年期、そして作家としての苦悩と言っても9才から10才の事象だ。次第に伝記作家としてのジェフリーの存在が不気味に全体を侵食してくるかのようで怖かった。 リアリティーのある描写が目に見えるようでした。
投稿日:2023.04.14
175
描写力がすごい。キャッチャー・イン・ザ・ライみたいな多くの人がぶち当たるある時期の感情のもつれとかとは違ってターニングポイントにすらならずに忘れ去られた子供時代をよくあそこまで表現できるなと思った。 ----ここからネタバレ---- エドウィンが撃つフリして目を開けたことによって安堵するよりも伝記を書くためのプロットを完成させることを厭わなかったジェフかなりやばい あと表向きには多くの人が忘れ去ってしまった子供時代の感性を忘れることなく保ち続けたエドウィンの人生と作品話なんだろうけど、ジェフがそこから外れることを許さなかったという感じがするんだよなぁ ローズ・ドーンやアーノルドからの影響を危惧してたり、恋に落ちたとなれば相手が誰かと気にしたり… ジェフが、エドウィンがこの世を去ったあとも揶揄われ続けてるような気がするの、自分が書いた伝記をエドウィンにほらみろって見せられないからじゃないのか 途中途中に出てきたエドウィンが伝記を嘲笑する描写に本人の前じゃなくて作品のなかで反論してたからずっとモヤってるんやろ?
投稿日:2022.12.03
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