【感想】創業家に生まれて 定食・大戸屋をつくった男とその家族

三森智仁 / 日経BP
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • katsuya

    katsuya

    大戸屋創業家の方が著した一冊。父である創業者の事業にかける想い、大戸屋成長の秘話が語られている。カリスマ創業者が持つ、「想い」というより凄まじいまでの「執念」をまざまざと感じさせられるが、その奥には、養父母や実母への情が込められていることがわかる。飲食店は家庭料理の代行業だが、単に料理を出すのではなく、家族の健康を考える母親の愛情を代行するのだという理念。全てはお客さまのためという会社はよくあるが、本当に隅々まで行き届いているのかという徹底ぶり。料理の特徴を「素材」「発酵」「料理人の技術」と喝破する眼力。銀行からの借入は人様のお金、つまりお客さまのお金であるというある種の大局観。これらの本質に辿り着く深い思考が大切なのだと気付かされる。このような会社でも、組織の成長と、カリスマ創業者の逝去によって社内は混乱し、御家騒動と言われる事態となる。理念共有や事業承継の難しさを学べる一冊でもある。続きを読む

    投稿日:2021.12.09

  • バスタンテ

    バスタンテ

    事業承継、かくも難しいものか、という内容の本。
    大戸屋の創業記から始まり、創業者の三森久美氏の経営理念とは?を子息で最近まで大戸屋HDの役員だった三森智仁氏が描き出す。
    さらに大戸屋はコロワイドとのTOBを戦うことになる。その理由とは。続きを読む

    投稿日:2020.08.05

  • isaohasegawa

    isaohasegawa

    お家騒動の話はあまりよく知らなかったが途中まではとても興味深く読めた。創業者が次世代にバトンを渡すことの難しさを痛感。

    投稿日:2019.12.10

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