【感想】マンガでやさしくわかる統計学

統計学の基本的な考えを
漫画と説明で理解ができる

ただ、まったく関わりがないと
理解しにくい部分かある

再度読み直しをしたい

「マンガでわかる」を謳った本にありがちな、登場人物がただ統計学を解説するというものではなく、マンガのストーリーに統計学が組み込まれており楽しく読み進めることができました。
扱っている内容はかなり基本的…なレベルで、「正規母集団において母標準偏差が既知の場合の母平均の推定」までなので、読了後は同著者の『完全独習 統計学入門』を読むことをおすすめします。
(ちなみに本書で扱っている範囲は、『完全独習 統計学入門』の第15講(全21講)までにあたります)
ただし、『完全独習 統計学入門』で本書の範囲を全てカバーできるわけではなく、本書の方が深い内容まで説明している部分もあります。
たとえば『完全独習 統計学入門』ではほとんど確率論の話は出てきませんが、本書では「無限母集団は確率分布である」くらいの言及はあります。また、コイン投げにおいて簡単な確率論を導入した説明がなされています。
『完全独習 統計学入門』を読む前に本書で最低限の知識を得ておくと、両者の内容が相互に補完しあって理解が深まることでしょう。続きを読む

マンガ形式で統計学が気軽に学べて諸学者にはピッタリの本だった。何回も読み直して統計学の基礎を身に着けたい。

マンガ☆4.5
内容☆4.3
自分には内容は難しめ。
「ある県が別の県より平均寿命が長いというデータがあった時、2つの仮説が考えられる。
①まったくの偶然
②平均寿命を延ばしている何らかの理由がある」