怒り (下)

吉田修一 / 中公文庫
(250件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
67
98
46
10
3
  • 【自分はどうだろう。と何度も考えてしまう】

    今まで、信じていたハズなのに、突然信じられなくなる。自分の中に、信じるよりも疑いの方が強くなる。そんな出来事が起こります。


    でも、信じることを止めた後は、それぞれが、どこかホットしているようにも見えました。


    周りからの情報や言葉に左右されず、自分が信じようと思ったことを続けることの辛さ、難しさを感じます。


    読んでいると、「自分はどうだろう?相手の何を信じている」何度も何度も考えてしまいます。
    「生れた場所、収入、年齢、職場、仕事、友人、言葉、表情、容姿、行動…」


    タイトルの「怒り」臆していた私ですが、手に取って良かった本です。
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    投稿日:2017.09.26

ブクログレビュー

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  • 下巻は一気読みしたので、たぶんおもしろかったと思うのだけど、こういう本ってなんていうんでしょうねぇ?
    ・・・ねぇ??
    人間模様の妙みたいな??

    こういう本の感想とか書評とか書ける人尊敬するわ~
    さて、今から他の人の感想読んで勉強させてもらおう。続きを読む

    投稿日:2018.12.21


  • タイトルがタイトルなので、
    上下巻読み切るのに3ヶ月かかりました。

    人を激しく突き動かす感情、怒り。

    みんな、何かしらの怒りを抱えながら生きてるんじゃないかな。

    「信じきれないから、怒りが生まれる。」なんてこと、考えたこともなかった。

    ミステリーよりは、ヒューマンドラマ。

    渡辺謙さんがあの役で、宮崎あおいちゃんがあの役で、妻夫木くんも、あの役なんだね(/∀\*)
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    投稿日:2018.12.07

  • 同時に三つのストーリーが進行し、冒頭で起きた凶悪殺人事件の犯人が、その中にいるのか、という展開で話が進んでいく。

    若い夫婦が惨殺され、現場には「怒」の血文字が残された。犯人は山神一也と判明するが、行方知れずとなる。
    事件から一年後、房総の港町で働く槙洋平と愛子親子の元に田代という男が、ゲイの藤田優馬の元には西田直人が、沖縄の離島で暮らし始めた小宮山泉の近くには田中と名乗る、それぞれ身元不詳の男が現れた。
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    投稿日:2018.12.02

  • このレビューはネタバレを含みます

    2018/11/13-14
    吉田修一「悪人」が「誰が悪なのか」を考えさせられるように、この作品は「信じる」を軸に考えさせられるストーリーだった。
    結局、登場人物たちは愛するひとたちをどこか信じることが出来ず、皮肉にも犯人だけが信じられていた。(辰哉が「怒」の落書きを理解していなかったのもあるが)
    田代と愛子には幸せになって欲しいし、泉親子も幸せになれればいいな。
    近くにいなさそうで、実はいるんではないかとも思う登場人物たち。面白かったし、心に残る。でもちょっとだけ浅いかなー。3.5って感じ。

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    投稿日:2018.11.15

  • このレビューはネタバレを含みます

    上巻が、伏線ちりばめただけで物語が全く進展せず評価できないなあと思いながら下巻を読んだら、伏線の回収の嵐(?)で、止まらなくなってしまい1時間くらいで読了してしまいました(笑)読み終わって一息ついて、冷静になって「星3つくらいかな、、」と思ったのですが、さらに冷静になり「いやいや、1時間で読破するってけっこうハマったんじゃないか!?」と思い星1つ増やしました。ストーリーをざっくり言うと(ここからネタバレ注意)殺人事件で指名手配されている「山神」という男がいて、もしかしたらこいつは「山神」なんじゃないか?という男が3つの場面で現れ、一体どれが「山神」なのか?それとも全部「山神」なのか?という話。これは、映画とかドラマにはできない小説だねえ。だって映像化できないもん。文章だけで「ある男」が表現されていて、特徴や背景だけで判断すると、うーん山神かも・・と思ってしまう。先入観って怖い。結果的に3人の男のうち2人は山神ではなかったんだけど、周りが「あいつもしかして指名手配中の山神なんじゃないか・・」と思い、疑った時点でその男との関係性は崩れ、人生が変わってしまうんだよねえ。結局、山神自体がメチャクチャにした人生は、殺した家族と沖縄で関わった人たちのなんだけど、その「存在」は、東京の直人たちと浜崎の愛子たちも・・っていう。人と人はほんと支えあったり関わりあったりして成り立ってるんだねえ。信じるのも疑うのも、怖いことだなあ。

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    投稿日:2018.11.11

  • 「息もつかせず読み切る」
    これがあれば小説は成功していますね

    ただ、
    では「何だったのか?」が立ち上がってこないと
    すっきりとした読後感にならないのですよ

    釈然としないのが世の中なんだよ、といいたいのか

    『悪人』のきゅっと詰まった小説をめでたわたしにすれば
    贅沢だけど物足りないという気持ちもほんと


    ところで
    作者には申し訳ない話
    この文庫本は古本屋で上下とも108円で購入
    上巻を開いてびっくり、著者サインがあるではないか!
    印鑑もついてあるしね
    こんなこともあるんだ~~!!
    続きを読む

    投稿日:2018.10.13

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