【感想】偏愛小説集 あなたを奪うの。

彩瀬まる, 窪美澄, 千早茜, 花房観音, 宮木あや子 / 河出文庫
(18件のレビュー)

総合評価:

平均 2.9
0
3
8
5
0
  • 突っ込んだ内容はなく

    表題から想像されるようなどろどろとした内容はありません。

    なお,「きみのために棘を生やすの 」と同じ内容のようです。どこかで読んだ内容が続くなぁと思っていたら・・・。

    投稿日:2017.06.24

ブクログレビュー

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  • ユリ

    ユリ

    図書館の本④

    テーマ「略奪」

    略奪なので、背徳感によってより一層気持ちが高ぶる描写が多め。

    結局略奪するような人間は、気持ちの最高潮は手に入れる過程までなのだと、
    フィクションでも感じ取れるストーリーや感情変化がリアル。続きを読む

    投稿日:2024.03.29

  • かのん

    かのん

    【2023年95冊目】
    男と女の欲望をぶつけあった5つの短編集。求め、求められていることが、なんとなく感じられるのが人間の不思議なところで、「あっ」と思った瞬間に恋に落ちていたりする。それがいつも正解ではないのが難しいところではありますが。

    それぞれの作家さんが匂い立つような、けれどどろどろとはし過ぎない愛と欲望の話を書いているので、贅沢と言えば贅沢な一冊。どの作家さんも表現や心理描写が上手く(プロだから当然と言いたいところですが、そうでもない場合もある)違ったテイストのお話を楽しめました。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.09

  • K

    奪い、奪われ甘い蜜の匂いの毒に侵されて行く

    略奪愛をテーマに5人の女性作家さんが紡ぐ芳しいアンソロジー

    花房観音さんだけ初読み作家さんでしたが一番惹かれる物語だった

    投稿日:2022.11.30

  • 雨こんこ

    雨こんこ

    うーん…正直どのお話も(私には)あまり印象に残らなかったが、5編の中では 文鳥が登場する彩瀬まるさんの《かわいいごっこ》がアクセントになっていた。人と鳥、種族が違えど一人と一羽の女同士が恋敵から小さな友情を育むさまに和んだが後半は少し冗長にも思えたかも。思わず蹴ってしまった爪先に残るウサギの腹の感触。可愛い生き物にも性欲がある事に対しての嫌悪感は少しわかる。
    年端もいかない少年と関係を持つ展開があまり好みではなかったのだけど、宮木あや子さん《蛇瓜とルチル》もよかった。でも蛇瓜、そんなにいやらしいかしら。
    続きを読む

    投稿日:2022.10.24

  • pokke

    pokke

    花房さんの「それからのこと」は『花びらめくり』で既読だったけど、流石と言ったところで他からは飛び抜けた熱量を感じた。 彩瀬まるさんの「かわいいごっこ」は、読んでて心の一部がちくちくした。 花房さん以外で気に入ったのは、窪美澄さんの「朧月夜のスーヴェニア」かな。孫に介護されながら、かつての恋を回想する真智子さん…"愛し愛された記憶はいつまでも残るの"と。続きを読む

    投稿日:2022.10.22

  • りなっぴ

    りなっぴ

    このレビューはネタバレを含みます

    かわいいごっこが好きだった。
    人間ないものねだりで、何を手に入れても結局その喜びや幸せに慣れてしまう。大切なものをいつまでも新鮮に喜べたらいいのにって思う。
    ・いまだに時々、またかわいいかわいいのごっこ遊びにひたりたくなってしまう。馬鹿になって、侮られたい。お前を受け入れてやる、と傲慢に許され、思考を止めたい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.10.20

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