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黒川伊保子 / 河出書房新社 (4件のレビュー)
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hito
「人工知能が、人類を超える日はやって来ない。それは、母としての直観であり、確信である。」「心とは、胎内体験に根ざしたものである。」もう、これだけで十分。母の断言で安心した。人工知能が人を…凌駕することはないだろう。よくわかんないけどそうだわっていう直感を信じること。全く科学的ではないし、AIにはそんなことはできないだろうね。AIに理路整然と反論されても言ってやるんだ。「母体内にいたこととないやつにはわからない。」ってね。生身の人間は大丈夫だ。まぁ、胎内記憶はないけどね。 子は親を選んで生まれてきた。という人もいれば、この親を選ぶ訳ない。という人もいる。そのはざまで、ぼくは選んできた子もいれば、たまたまそこに行き着いた子もいたり、「おまえ行けよ」みたいに誰かに言われてきた子がいてもいいんじゃないかと考えていた。でも今は、「母親を選んだという確信」が母体内で生まれることは哺乳類の生存戦略なんじゃないかなと思うようになった。 AIクライシスはこの10年で世界をガラリと変える。AIが得意な事はAIに任せてしまえば良いと著者はいう。そうすることで人は人間性を取り戻すと。 人類は脳の拡張感覚を使って道具を使ってきたので、AIも使いこなすようになるだろうけど、今度のクライシスはどうも今までとは違うようだ。拡張機能の源は妄想力。それが得意な男性脳は得意だからこそ簡単にAIの世界に乗っ取られるだろう。これからは生命を宿すことのできる女性のことばをもっと聞くことで、生身の人間としての実感をとりもどしつつ生活しないとまっすぐ歩けないような気がする。AI研究の牽引者の中に黒川さんがいて良かった。 脳の性差があるのはわかっていても、こんなにはっきり指摘されるとあちゃ~となる。家事の能力は女性脳は男性の3倍ある。だから、男が半分やっているつもりが1/6にしかなっていないんだって。これは、あちゃ~と言うしかない。『できそこないの男たち』と立て続けに読むと、男って…となる。 語感の研究についても面白かったな。「カタい」、「タカい」の由来にはあごが外れそうになった。K、S、Hのスピード感やKの硬いイメージ、母音は中心の言語は大らかな親密感を作る。我が家の三人の子の名前を考えると納得。子の何かを感じ取って名付けたのか?そういう名前だからそういう子になったのか?どちらもあるかもしれない。 続きを読む
投稿日:2020.07.08
nyonboo48
このテーマにしては珍しく、やわらかい「文系」テイスト。「人間のように見える(人間と見まがうような)可愛い、感情移入したくなるようなロボット(アンドロイド)は作ってはいけない」という主張が、何度か書かれ…ていて、著者が「女性」であることを感じた。書きぶりがやわらかく、それほど深掘りもしていない点で一般の人が読んでもとっつきやすいと思う。続きを読む
投稿日:2018.07.08
Dr.(読多ー)あんころ猫
人工知能(AI)が人間を超える日~シンギュラリティ~が話題になっていますが、この本ではそれに対するひとつの答えが書かれています。 理系的な話よりも著者と子供とのエピソードがとても興味深いです。 ま…た語感分析法のはなしも面白かったです。 ただ恋愛に関する話はちょっといまいちでした。続きを読む
投稿日:2018.02.14
elly*
アンドロイドレディのキスは(ネタバレ)らしい。人工知能の系譜より、男女の脳の違いや人間らしく生きること、人間の本当の仕事など、が書かれている。
投稿日:2017.05.30
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