エロ事師たち

野坂昭如 / 新潮文庫
(43件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • suenaganaoki

    suenaganaoki

    あなたが作家を目指しているとしましょう。
    読んだ人が感動するような作品が書きたい―。
    立派な動機です。
    テーマも明確。
    筋立ても固まりました。
    もちろん、力量は十分にあります。
    さあ、では、執筆に取り掛かろう。
    ちょっと待ってください。
    その前に、本書「エロ事師たち」を読みましょう。
    打ちのめされます。
    登場人物は、ブルーフィルム(ポルノ映画)の制作に勤しむ裏社会の男たち。
    一筋縄ではいかない、一癖も二癖も三癖もある男ばかりです。
    より過激で刺激的な作品を作ろうと、男たちは官憲の目をかいくぐりながら暗躍します。
    たしかにエロい。
    グロテスクでもあります。
    でも、文学的な香気が確かに漂っている。
    野坂33歳のデビュー作。
    脱帽するほかありません。
    昭和48年生まれの自分が物心ついた時には、野坂は既に「テレビの人」でした。
    それが原因で、ずっと彼の小説をスルーしてきました。
    もっと早く読んでいれば良かったですね。
    本書が文学だとすれば、自分の文学観はいかにも浅いと認めざるを得ません。
    文学は、自分が考えているよりももっと深いところで蠢いている何かです。
    もちろん、どんな文学があってもいい。
    ただ、本書を読めば、文学の深さと広さが、ともに6センチは大きくなるはずです。
    共に頑張りましょう。
    続きを読む

    投稿日:2019.04.17

  • かゆ♪

    かゆ♪

    昔の文体なのか関西弁なのか、読みにくいかなと思ったけど、飽きもせず読了。これ、自分が生まれる前に書かれた話か。面白かった。エロに一生懸命な男たちと、仕事に一生懸命な男たち。最後は、さすがにこの本の登場人物と一緒に、笑うてしもた(笑)続きを読む

    投稿日:2019.01.15

  • 愛と幻想

    愛と幻想

    面白かった。解説は澁澤龍彦。独特の雰囲気で関西を舞台にエロ事師たちを描く。独白ではないけど、会話とか内省的な感じがメインで描かれている。これで一回読み終えた。面白かったけどこれなんやろう? という感じもする。再度読むかはわからない。もう少し年取ってから読むと違う気もする。作者が33歳の時にこれを発表したわけだけど随分、おっさんくさい作品なんですよね。四十半ばから五十過ぎくらいで読むとまた違うのかもしれない。不思議な感じのする面白い作品だった。続きを読む

    投稿日:2017.12.18

  • hirohisasakai

    hirohisasakai

    又吉が紹介していたので、Amazonで買ってみました。

    男性の欲望が渦巻くお話。

    男っていつの時代も性に対して貪欲だな、といった感じです。

    古い文章ということと、関西弁ということで、僕にはとても読みにくかったです。続きを読む

    投稿日:2017.09.19

  • kuwasint

    kuwasint

    滑稽な男たちの物語。滑稽であるが、一方で痛いほどの共感も感じる。
    時代の息遣いを感じることができる名作である。

    投稿日:2016.11.13

  • みずいろゆきだるま

    みずいろゆきだるま

    1966年の作品。エロを仕事にしている男たちの話。昭和のアングラな世界。
    又吉さんがおススメしていることもあり、読んでみました。
    関西弁と独特の文体がいい味が出してるけど、読みづらい。
    昭和のネットもない、性が解放されていない時代、エロを様々な方法で売ろうと駆使している姿が滑稽であり、なんだか物哀しい感じもします。続きを読む

    投稿日:2016.09.10

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