【感想】村上春樹、河合隼雄に会いにいく

河合隼雄, 村上春樹 / 新潮文庫
(196件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
44
60
54
6
1

ブクログレビュー

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  • 本江正茂

    本江正茂

    1995年11月の対談とのことだが、現代の話として聴いても少しも違和感はない。もちろん道具立てとして、スマホやSNSは無いのだが。
    人生相談の話が妙におもしろかった。

    投稿日:2024.03.31

  • RT

    RT

    河合隼雄と村上春樹がアメリカで行った対談の記録。河合隼雄はユング派だけあってホーリズム的な傾向が強いのだけれど、村上春樹は作家だけあって言語的に理解していこうとする。とはいえ村上春樹もすべて言語に依存して把握しようとする人でもなく言語や精神を支える身体感覚を大切にする人なので、河合隼雄とは波長があって会話が弾んでいる感じが伝わる。
    対談のタイミングが『ねじまき鳥クロニクル』の発表直後だけあって、ねじまき鳥の話が多い。また湾岸戦争やオウム事件との時代的な近さも感じる。ねじまき鳥で暴力や歴史というものが前面に出てきており、その理由を村上春樹は河合隼雄との対話の中で見い出そうとしているようにもみえる。
    短いけれど読み応えのある対談集だと思う。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.24

  • なつき

    なつき

    心理学者の方は、確固とした強い心を持っているのではないかと思っていたけれども、映画の登場人物に感情移入して批評なんてできない、と言っていたのが印象的だった。
    二人とも全ての事象の本質を決めつけずに、様々な角度からものを考えていくスタイルが似ており、村上春樹の鋭い提案?を、河合隼雄が優しく包み込み、すーっと滑らかに結論づけていくようなイメージだった。続きを読む

    投稿日:2023.09.23

  • きゃーみ

    きゃーみ

    久しぶりの再読。3回か4回目かというところで、今回が最も理解できたと思う。
    私自身の年齢が半世紀近くなったからか、夫婦についての話題に釘付けだった。これからどうしていこうかな。その決断のためにまだまだ読むべき書籍が沢山ある。続きを読む

    投稿日:2023.08.21

  • ま

    村上春樹は、絶対悪とか、絶対善みたいな共通認識が固定されてしまうことをよくないと考える人なのだと漠然と感じた。

    投稿日:2023.08.01

  • おりー

    おりー

    春樹の長編を読んだ後に読むと、物語の世界観について、対談の中でなるほどね〜と思うところあり。
    河合隼雄の箱庭療法の話なども興味をひかれたので著書を読み始めた。

    投稿日:2023.06.15

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