新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
塩野七生 / 新潮文庫 (55件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
帆掛船
2021/5/19読了 1571年10月7日、史上最後のガレー船による本格的な海戦となった〈レパントの海戦〉を巡るドラマ。ここで勝利したヴェネツィアは、勢力拡張の一途だったトルコ帝国に打撃を与え、以後…70年余りの平和な時代を享受するが、歴史の表舞台は地中海から大西洋に移り、ヴェネツィアもトルコも徐々に衰亡に向かっていく。それよりも、対イスラムで一致団結するべきキリスト教国家の間で諍いが起き、好機を逸していく無様は、現在の大国間の対立で、地球規模の問題がなかなか解決に向かわないもどかしさにも通じるものがあるように思った。続きを読む
投稿日:2023.09.18
眞冬
このレビューはネタバレを含みます
前二作ですっかりヴェネツィア共和国推しになったのち、連合艦隊結成までの各国の足並みの揃わなさにキレ散らかしながら読んでいた。 バルバリーゴ死んじゃ嫌だ〜〜〜(;∀;)
投稿日:2022.07.01
shilvio
2011.1.5、調布図書館から借りて読んだ。 初めてのクルーズ旅行でヴェネツィアに行くため。歴史的背景などを知りたかった。
投稿日:2021.09.05
eisaku0330
1571年西欧連合艦隊は無敵トルコを打ち破った コンスタンティノープルの陥落から118年 同時に地中海の時代から大西洋の時代に変わっていった 戦闘は西欧軍の圧勝 日本海海戦のよう ベネチアの地中海覇…権を辛くも守れたが もはや単独ではなく、スペイン王が主体である これも世界史の変遷の一コマ続きを読む
投稿日:2021.05.09
市駿
今回も再読、初読みは「ボルジア」と同じ20年くらい前です。 西暦1571年、スペイン王フェリペ二世率いる西欧連合艦隊は、無敵トルコをついに破った。コンスタンティノープルの攻略から118年にして、トルコの地中海世界制覇の野望は潰えたのだ。しかし同時に、この戦いを契機に、海洋国家ヴェネツィアにも、歴史の主要舞台だった地中海にも、落日の陽が差し始めようとしていた・・・。 (本著裏表紙あらすじより) 本書も2回目の読了です。 再読を始めた2017年3月から職場が変わり、その職場では昼休みに消灯する習慣があったこと。そして通勤時間が大幅に減ったことから読書に割いていた時間帯が激減した結果、読書離れが起きてしまい、読了が3年越しとなってしまいました。 面白くない訳ではないです。中世の地中海世界の覇権を巡る西欧諸国とトルコとの攻防。戦争だけでなく外交での駆け引きについての記述など単なる戦記にとどまらない面白さがあり、歴史好きには堪らないものがあります。 著者の他の作品に手を出したくなってきました。 来月からキンドル・デビューをするので読書の時間が増えてくると思うので、読書にも時間を割いていきたいです
投稿日:2020.11.03
モゲラ
ヴェネツィアをはじめとしたキリスト教国が勝利を収めつつも、地中海世界の時代の終わり、十字軍の終焉、ヴェネツィアの落日を止めることにはならなかった、オスマン帝国とのレパントの海戦を描く。 海洋国家の栄光…と落日というテーマは、やはり面白い。 人々の個性にもおおきくよって織り成されるダイナミックな文明と歴史のなかにおける国家を描きつつ、そこに生きる人間のことも忘れない、壮大でありつつも暖かく細やかな目配りが感じられる素晴らしい作品。 読みながら、翻って我が国は、私は、と考えたときに、歴史のなかの今、歴史のなかのわれわれということを意識させられる、歴史観の涵養にまさにふさわしい作品を書かれる作家であると思う。続きを読む
投稿日:2020.04.25
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。