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塩野七生 / 新潮文庫 (75件のレビュー)
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総合評価:
KK
3
騎士の時代の最後
キリスト教世界とイスラム教世界の最前線だったロードス島をめぐる聖ヨハネ騎士団とトルコのスレイマン一世の争いが描かれている。塩野さんのストーリーらしく,人を深く描いていて,非常に臨場感がある小説になって…いる。 前作の「コンスタンティノープルの陥落」に続き,このロードス島をめぐる戦いでも,大砲が活躍し,城の扱いも変わってきた。西洋の騎士が活躍する最後の時代だったのだろう。続きを読む
投稿日:2017.02.25
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へなちょこぷりん
このレビューはネタバレを含みます
『コンスタンティノープルの陥落』が面白かったので、第二弾を。いつか行ってみたいマルタのマルタ騎士団が、ロードスにいた聖ヨハネ騎士団だったのかと、勉強にもなった。スレイマンもかなり寛大。
投稿日:2023.10.31
帆掛船
「滅びゆく階級は、常に、新たに台頭してくる階級と闘って、破れ去るものなのだ」 2021/5/5読了 小学校の高学年から中学生の頃、水野良『ロードス島戦記』が流行っていた。この『ロードス島攻防記』でフ…ァンタジー世界とは別に実在のロードス島があることを知ったのだが、30年の時を経て読むことになろうとは。16世紀、戦争は様変わりし、求められるのは誇り高き騎士よりも、大砲と大勢の兵隊という時代となっていた。オスマン・トルコの大軍の前に、聖ヨハネ騎士団は敗れるべくして敗れたということか。続きを読む
投稿日:2023.09.18
眞冬
登場人物みんなかっこいい アントニオとオルシーニの間に微かなブロマンスを感じ取りながら読み進め、最後は本を閉じて天を仰いだ。防衛側も熱いが侵略側のスレイマンがまた魅力的。勝者が敗者に敬意を示す瞬間はフ…ィクションでもリアルでも、感慨深い気持ちになります。 続きを読む
投稿日:2022.06.18
shilvio
2010.12.4、調布図書館から借りて読んだ。 初めてのクルーズ旅行でロードス島に行くため。歴史的背景などを知りたかった。 聖ヨハネ騎士団対オスマン・トルコの攻防が面白かった。特にイスラム圏であるオ…スマン・トルコのことは何も知らないため勉強になった。続きを読む
投稿日:2021.09.05
eisaku0330
塩野七生氏 海戦三部作の第二 ベネチアの高い技術力 造船・築城 国家経営もそうだが。高い知力が不可欠 教育・人材育成システムは? ロードス島の城壁を強化 トルコ スレイマンの勝利 騎士の時代の終わ…りの始まり 塩野七生氏の歴史観 歴史は物語である 近代歴史は科学であろうとして痩せていった ベネチアの歴史の教訓は現代日本へのもの続きを読む
投稿日:2021.05.09
pandra14
Wikiによると、 1522年のロドス包囲戦(ロドスほういせん、英語:Siege of Rhodes イタリア語:Assedio di Rodi トルコ語:Rodos'un Fethi)は、オスマン帝…国が聖ヨハネ騎士団をロドス島から完全に駆逐した戦い。この結果オスマン帝国は東地中海での覇権を確立し、聖ヨハネ騎士団はシチリア島に撤退、後にマルタ島へ移ってオスマン帝国に抵抗し続けた。 中世のほぼ最後の騎士による戦いといったところだろうか。 キリストvsイスラムという構図の中で、ヨーロッパ各国からの支援が全く期待できず、まさに孤軍奮闘する様は騎士道の最後にふさわしい。 ローマ人の物語のように長編ではなく、文庫本1冊に収まる分量なので流れは良いけれど、もう少し重厚感が欲しかったところではある。続きを読む
投稿日:2021.02.27
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